基本スペック
ディスプレイ | 5.81インチ FHD+ |
SoC(CPU) | Qualcomm Snapdragon 730G |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
RAM+ストレージ組み合わせ | 6GB/128GB |
メモリーカード | ✕ |
バッテリー | 3140mAh |
おサイフケータイ | ◯ |
防水・防塵 | 防水:✕ 防塵:✕ 等級:- |
カメラ | 1220万画素 |
Pixel 4aの主な特徴
- 背面カメラはシングルカメラながら綺麗に撮れる
- 最低3年間のOSとセキュリティのアップデート保証
- おサイフケータイが使える
- 最大18Wの急速充電対応。短時間で充電できる
- nanoSIMとeSIMでデュアルSIMデュアルスタンバイが可能
- 3.5mmイヤホンジャック搭載
- 背面カメラは光学ズーム非対応・4K 60fpsの動画撮影不可など残念な点もある
- 防水防塵とワンセグ(フルセグ)には非対応
目次
Pixel 4aのスペック
基本情報 | |
端末名 | Pixel 4a |
型番 | - |
メーカー | |
日本発売 | 発売予定 |
日本発売日 | 2020年08月20日 |
販売する通信事業者 | ソフトバンク |
グローバル発売日 | 2020年08月20日 |
技適(グローバルモデル) | ◯ |
定価(日本円) | 42900円 |
デザイン | |
高さ | 144mm |
幅 | 69.4mm |
厚さ | 8.2mm |
重さ | 143g |
素材 | ポリカーボネート製ユニボディ |
カラー | Just Black 画像 |
ディスプレイ | |
サイズ | 5.81インチ |
タイプ | OLED |
解像度 | 1080 × 2340px (FHD+) |
画素密度 | 443ppi |
アスペクト比 | 19.5:9 |
画面占有率 | 83.3% |
リフレッシュレート | 60Hz |
Gorilla Glass | 3 |
その他機能 | Always on display (常に表示状態のディスプレイ) / 「この曲なに?」機能 |
プラットフォーム | |
OSバージョン | Android 10 |
UI | - |
SoC(チップセット) | Qualcomm Snapdragon 730G |
CPU | 8コア(2×2.2GHz Kryo 470 Gold + 6×1.8GHz Kryo 470 Silver) |
GPU | Adreno 618 |
RAM | |
容量 | 6GB |
規格 | LPDDR4X |
ストレージ | |
容量 | 128GB |
規格 | UFS 2.1 |
メモリーカード | ✕ |
RAM+ストレージ | |
組み合わせ | 6GB/128GB |
ベンチマーク | |
AnTuTu (Ver8) | 合計:275000(CPU: GPU: MEM: UX:) |
Geekbench (Ver5) | シングル:551 マルチ:1655 |
バッテリー・充電 | |
容量 | 3140mAh |
バッテリー取り外し | ✕ |
急速充電 | ○ 最大18W |
USB PD | usbpdyes20 |
Quick Charge | ✕ |
充電ポート | USB Type-C/USB 3.1 |
ワイヤレス充電 | ✕ |
リバース充電 | ✕ |
USB機能 | |
USBマスストレージ | ○ |
USB OTG(On-The-Go) | ○ |
USBホスト | ○ |
SIM | |
タイプ | nanoSIM×1(シングルSIM) |
eSIM | ◯ |
同時待ち受け | DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ) |
トリプルスロット | ×(メモリーカード非対応でnanoSIM+eSIMの1スロット) |
対応バンド | |
5G | ✕ |
LTE(FDD-LTE) | 1(2100MHz), 2(1900MHz), 3(1800MHz), 4(1700MHz), 5(850MHz), 7(2600MHz), 8(900MHz), 12(700MHz), 13(700MHz), 17(700MHz), 18(800MHz), 19(800MHz), 20(800MHz), 25(1900MHz), 26(800MHz), 28(700MHz), 66(1700MHz) |
LTE(TD-LTE) | 38(2600MHz), 39(1900MHz), 40(2300MHz), 41(2500MHz), 42(3500MHz) |
3G(W-CDMA) | 1(2100MHz), 2(1900MHz), 4(1700MHz), 5(850MHz), 6(800MHz), 8(900MHz), 19(800MHz) |
3G(CDMA2000) | ✕ |
2G(GSM) | 850MHz, 900MHz, 1800MHz, 1900MHz |
ドコモ主要バンド対応状況 | |
5G | n78:✕ n79:✕ n257:✕ |
LTEプラチナバンド (Band 19) | ◯ |
VoLTE | ◯ |
FOMAプラスエリア | Band 6:◯ Band19:◯ |
ソフトバンク(Y!mobile)主要バンド対応状況 | |
5G | n77:✕ n257:✕ |
LTEプラチナバンド (Band 8/28) | Band 8:◯ Band28:◯ |
VoLTE | ◯ |
au主要バンド対応状況 | |
5G | n77:✕ n78:✕ n257:✕ |
LTEプラチナバンド (Band 18/26) | Band 18:◯ Band26:◯ |
VoLTE | ◯ |
3G (CDMA2000 BC0/6) | BC0:✕ BC6:✕ |
楽天モバイル主要バンド対応状況 | |
5G | n77:✕ n257:✕ |
4G (Band 3/18) | Band 3:◯ Band 18:◯ |
VoLTE | ◯ |
その他ネットワーク | |
Wi-Fi対応規格 | 802.11a, 802.11b, 802.11g, 802.11n, 802.11ac |
Wi-Fiその他機能 | 2×2 MIMO |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.1 LE |
Bluetooth対応プロファイル | A2DP |
Bluetooth対応コーデック | AAC, aptX, aptX HD, LDAC |
テザリング | ◯ |
位置情報 | GPS, BeiDou, Galileo, GLONASS, QZSS |
IRブラスター (赤外線リモコン) | ✕ |
NFC | ◯ |
FeliCa(おサイフケータイ) | ◯ |
ワンセグ | ✕ |
フルセグ | ✕ |
保護性能 | |
防水 | ✕ |
防塵 | ✕ |
等級 | - |
セキュリティ | |
顔認証 | ✕ |
指紋認証 | ◯(背面) |
背面カメラ | |
レンズ数 | 1 |
光学ズーム | ✕ |
デジタルズーム | 7倍 |
ハイブリッドズーム | ✕ |
その他機能 | |
背面カメラ1 | |
イメージセンサー | 不明 |
レンズタイプ | 広角レンズ |
画素数 | 1220万画素 |
f値 | 1.7 |
焦点距離 | 27mm |
センサーサイズ | 1/2.55インチ |
ピクセルサイズ | 1.4μm |
機能 | EIS, OIS, デュアルピクセルPDAF(デュアルピクセル位相差検出式オートフォーカス), LEDフラッシュ |
背面カメラ動画性能 | |
解像度とフレームレート | 4K(2160p)@30fps, 1080p@30fps, 1080p@60fps, 1080p@120fps |
その他機能 | - |
背面カメラDxOMarkスコア | |
総合スコア | 未評価 |
静止画スコア | 未評価 |
動画スコア | 未評価 |
前面カメラ | |
レンズ数 | 1 |
前面カメラ1 | |
イメージセンサー | 不明 |
画素数 | 800万画素 |
f値 | 2.0 |
焦点距離 | 24mm |
センサーサイズ | 不明インチ |
ピクセルサイズ | 1.12μm |
機能 | 固定フォーカス |
前面カメラ動画性能 | |
解像度とフレームレート | 1080p@30fps, 720p@30fps, 720p@960fps |
その他機能 | - |
オーディオ | |
スピーカー | ステレオ |
ヘッドホンジャック | ◯ |
FMラジオ | ✕ |
センサー | |
加速度センサー | ◯ |
ジャイロスコープ | ◯ |
近接センサー | ◯ |
環境光センサー | ◯ |
コンパス | ◯ |
公式サイト | |
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Pixel 4aの対応バンド(対応周波数)について
Pixel 4aの日本国内の大手キャリア(ドコモ・ソフトバンク・au)における対応バンド(周波数)と、各キャリアの端末と比べてどの程度のエリアで使えるかについてまとめます。特に重要なのは背景色がグリーンのバンドです。
なお、5GについてはPixel 4aが非対応のため以下の説明では省きます。
ドコモはFOMAプラスエリアとLTEプラチナバンド対応で広いエリアで使える。5Gは非対応
ドコモが利用しているバンド(周波数)に対する、Pixel 4aの対応状況は以下の通り。3G
Band1 | Band6 | Band9 | Band19 |
---|---|---|---|
◎ | ◎ | ◯ | ◎ |
Band1 | Band3 | Band19 | Band21 | Band28 | Band42 |
---|---|---|---|---|---|
◎ | ◯ | ◎ | ✕ | ◯ | ◯ |
n78 | n79 | n257 |
---|---|---|
✕ | ✕ | ✕ |
Pixel 4aは、ドコモが利用している多くのバンドに対応しています。
特に、ドコモのSIMでVoLTEではない通常の3G通話を山間部を含む広いエリアで利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に完全対応しているのがポイントです。
またLTE通信についても、山間部など広いエリアで通信するために必要なBand19(LTEプラチナバンド)に対応しています。
Pixel 4aは、3Gと4Gに関してはドコモやドコモ系の格安SIMを挿した場合でもドコモのスマホと変わらないエリアで通話・通信とも可能です。
ソフトバンク(ワイモバイル)はLTEプラチナバンド対応で広いエリアで使える。5Gは非対応
ソフトバンクが利用しているバンド(周波数)に対する、Pixel 4aの対応状況は以下の通り。3G
Band1 | Band8 |
---|---|
◎ | ◯ |
Band1 | Band3 | Band8 | Band11 | Band28 | Band42 |
---|---|---|---|---|---|
◎ | ◯ | ◎ | ✕ | ◯ | ✕ |
n77 | n257 |
---|---|
✕ | ✕ |
3Gに関しては、ソフトバンク・ワイモバイルが主に使っているBand1とBand8に対応しています。
LTEに関しても、Pixel 4aはソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿して広いエリアで通信するために必要なLTEプラチナバンドのBand8とBand28に対応しているので、広いエリアで通信が可能です。
Pixel 4aはソフトバンク・ワイモバイルで購入できる端末と変わらないエリアで通話・通信できます。
auはLTEプラチナバンド対応だが使えるかどうかは実際に試してみないと分からない。5Gは非対応
auが利用しているバンド(周波数)に対する、Pixel 4aの対応状況は以下の通り。3G
BC0 | BC6 |
---|---|
✕ | ✕ |
Band1 | Band11 | Band18 | Band26 | Band28 | Band42 |
---|---|---|---|---|---|
◎ | ✕ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
n77 | n78 | n257 |
---|---|---|
✕ | ✕ | ✕ |
auのVoLTEではない通常の3G通話ではCDMA2000という通信規格が使われていますが、Pixel 4aはCDMA2000には対応していません。
そのため、auのVoLTEではない通常のSIMを挿した場合、Pixel 4aでは通話は一切できない点には注意が必要です。
auの4G LTEエリアに関しては、Pixel 4aはauのLTEプラチナバンドであるBand18や26にも対応しているため、広いエリアでLTE通信が可能です。
auのSIMに関しては端末がauの4Gバンドに対応していても電波を掴まなかったりVoLTEによる通話ができないこともありますが、Pixel 4aはauの「IOT完了製品」に記載されているので、auのSIMで通話・通信ともに利用できます。
楽天モバイルは自社回線・パートナーのau回線の両方に対応だが実際に使えるかは不明。5Gは非対応
楽天モバイルが利用しているバンド(周波数)に対する、Pixel 4aの対応状況は以下の通り。3G
利用バンドなし
4G LTE
Band3 | Band18 |
---|---|
◎ | ◎ |
n77 | n257 |
---|---|
✕ | ✕ |
4Gに関しては、Pixel 4aは楽天モバイルが利用している4Gのバンド2つとも対応。
楽天モバイルの公式サイトでもPixel 4aが使えると明記されています。
Pixel 4aは、楽天モバイルで購入できる端末と同じエリアで通話・通信ともに利用可能です。
Pixel 4aの販売ページで紹介されている特徴・メリット
まずは、Pixel 4aの販売ページで紹介されている特徴やメリットについてです。きれいな写真が撮れるカメラ
Pixel 4aの背面に搭載されているカメラは1つだけですが、いろいろなシーンで綺麗な写真を撮ることができます。HDR+は、色と明るさが自動で調整されるので、白飛びや黒つぶれしづらい写真撮影が可能。
夜景モードにすれば、暗い場所でフラッシュなしでも美しく鮮やかな写真を撮ることができます。
夜空の天体の写真なども撮影が可能です。
ポートレートモードでは背景を美しくぼかして、被写体をより際立たせることができます。
なおポートレートモードで写真を撮る場合は、広い範囲をボケないように撮影する広角用レンズと被写体にズームしつつボケを作る望遠用のレンズを使うなど基本的には2つ以上のレンズが必要です。
それに対して、Pixel 4aのカメラはレンズ1つ+ソフトウェアの処理でポートレートモードの写真が撮れます。
また、Pixelシリーズのカメラまわりのソフトウェアはかなり優秀で、2つのレンズを使うスマホと同じかそれ以上に自然なポートレートモード撮影が可能。
Pixel 4aを購入したら、ポートレートモードはぜひ試してみてください。
長時間使えるバッテリー
Googleによると、Pixel 4aはアダプティブバッテリー機能により最大24時間の利用が可能とのこと。アダプティブバッテリー機能はアプリの使用頻度に応じて自動で電池消費を管理するというもので、よく使うアプリは電力をしっかりと使いつつあまり使わないアプリの電力消費をできる限りおさえることでバッテリーの持ちを良くしています。
Pixel 4aはPixel 4よりもバッテリー容量が多いので、バッテリー容量の少なさが原因でPixel 4を購入しなかった人にとっては選択肢の1つとなりそうですね。
Pixel専用に開発されたセキュリティチップ「Titan M」がOSと機密データを保護
Pixel 4aには、Titan Mというセキュリティチップが搭載されています。Titan Mはセキュリティに特化されたもので暗号化などの処理を担っていますが、最大のポイントはメインのプロセッサー(SoC)と物理的に切り離されている点です。
例えばセキュリティ機能をメインプロセッサーの中で仮想的に区切っているだけだと、SpectreやMeltdown、RowhammerといったCPUの脆弱性を利用した攻撃にさらされるリスクがあります。
また、Titan MではPixel 4aの電源が入りAndroidをロードする段階で正しいバージョンのAndroidが起動できているかどうかをチェックする機能もあります。
この機能により、悪意のある第三者が安全ではない古いバージョンのAndroidと差し替えていないかチェックしたり、攻撃者によりブートローダーがアンロックされてしまうのを防ぐなど、セキュリティはかなり強固です。
メインプロセッサーから完全に独立したストレージとRAM、処理環境をもち攻撃耐性の高いチップであるTitan Mを搭載しているPixel 4aは、CPUの脆弱性を利用した攻撃を回避できるなど高度なセキュリティに守られて安心して使うことができます。
Google One 100GBプランとYouTube Premiumをそれぞれ3ヶ月間無料で使える
Pixel 4aを購入すると、Googleドライブの新しい有料プランであるGoogle Oneの100GBプラン(月額250円)と有料サービスのYouTube Premium(月額1,180円)をそれぞれ3ヶ月間無料で試すことができます。Google Oneにはスマホに保存されている写真や動画、連絡先などのデータをバックアップする機能や、家族最大5人でストレージを共有する機能などがあります。
YouTube Premiumは広告なしやバックグラウンド再生機能などYouTubeで実装されていなくて不便だと思っていた点が解消されるので、YouTubeヘビーユーザーは試す価値のあるサービスです。
Pixel 4aを購入すれば、Google OneとYouTube Premiumは3ヶ月間はノーリスクで使えるので、気になっている人はぜひ試してみてください。
なお、無料期間が終わる際に不要なら解約の手続きが必要です。
解約の手続きを忘れると、無料期間終了後は普通に月額料金がかかってくるので注意しましょう。
最低3年間のOSとセキュリティのアップデート保証
Pixel 4aは、最低3年間のOSとセキュリティのアップデートがGoogleにより保証されています。Titan MとともにOSも常に最新にアップデートされることで、少なくとも3年間はセキュリティの不安なしで安心して利用できるのはGoogleのスマホであるPixel 4aならではのメリットです。
Pixel 4aの販売ページで紹介されている特徴は以上です。
Pixel 4aのその他の特徴・メリット
次は、Pixel 4aのその他の基本的なハードウェアのスペックや特徴・メリットについてです。チップセット(SoC)にはSnapdragon 730Gを搭載
Pixel 4aのチップセット(SoC)には、QualcommのSnapdragon 730Gが採用されています。Snapdragon 730Gは、Snapdragon 865などハイスペックなSoCに比べれば動作の速さは劣ります。
また、ゲームについても高いグラフィックス性能が求められるPUBGでは、クオリティを「スムーズ」にしてもフレーム設定で「極限」を選ぶことはできません。
ただ、逆にPUBGのような極端に重いゲームでなければSnapdragon 730Gでも問題なくプレイできますし、サイトの閲覧や動画の視聴、Twitterやインスタグラム、FacebookといったSNSの閲覧・投稿、LINEでのテキストやビデオ通話のやりとり程度ならストレスなく快適に使えます。
Snapdragon 730Gは、Pixel 4aの価格をふまえれば十分高いスペックのSoCです。
Pixel 4aと同じSnapdragon 730Gを搭載するXiaomi Mi Note 10 LiteでPUBGなどのバトロワ系ゲームをプレイしている様子を記録した動画を貼っておくので、Pixel 4aでどの程度ゲームを遊べるのか気になる場合は参考にしてみてください。
RAMは十分な容量の6GB
Pixel 4aのRAMは必要十分な容量の6GBです。参考として、Pixel 4aと同じ6GB RAM搭載のGalaxy Note 9でGoogle関連アプリとブラウザ、Twitter、インスタグラム、Facebook、PUBGなどを起動した状態でも、空きはまだ1GB以上あります。
上のスクショの通り、RAMが6GBあれば複数のアプリを起動して切り替えながら使っても動作が遅くなることはほぼなく、バックグラウンドに回っていたアプリを起動する際にメモリ不足で再読み込みするといったこともあまり起こりません。
Pixel 4aでは、よく使うアプリは素早く切り替えられるようにアプリ履歴から消さず(残したまま)ガンガンマルチタスクで使い倒しましょう。
ストレージは大容量の128GB
Pixel 4aのストレージは128GBと大容量です。128GBあれば、容量を多く消費する写真や動画をしょっちゅう撮影するような使い方でなければすぐにいっぱいになることはありません。
また、写真・動画に関してはGoogleフォトが無料で無制限に自動バックアップすることができるので、Pixel 4aで写真や動画をたくさん撮影したい場合はGoogleフォトを活用しましょう。
指紋認証センサーを背面に搭載
Pixel 4aには指紋認証センサーが搭載されていて、センサーの位置は背面です。指紋認証センサーが背面にあると、ズボンのポケットから出す際は人差し指が自然にセンサーに触れてスムーズにロック解除できるのがメリットです。
ただ個人的には、指紋認証センサーは前面にあった方がテーブルなどに置いているときにすぐに指を置いてロック解除できて便利なので、背面にあると不便です。
また、ポケットからスマホを取り出す際に前面センサーなら親指で違和感なくロック解除できるので、背面である必要性は低いと感じます。
スマホをテーブルに置いて使うことが多い人は、Pixel 4aの背面の指紋認証センサーは使い勝手が悪く感じるかもしれません。
おサイフケータイに対応
Pixel 4aは、おサイフケータイ(FeliCa)に対応しています。おサイフケータイに対応していれば現金で支払わずにSuicaなどキャッシュレスで決済できるので、日頃からキャッシュレス決済をよく利用する人には大きなメリットですね。
最大18Wの急速充電に対応
Pixel 4aは、付属のACアダプタとUSBケーブルを使えば最大18Wの急速充電が可能で、短時間で素早く充電できるのもメリットです。Pixel 4aのバッテリー容量は3140mAhとそこまで大きくはないので普通に充電してもそこそこ早く充電できますが、急速充電に対応しているPixel 4aは朝など時間がない時でも通常の充電に比べて少しの時間で長時間使えます。
4G+3Gの同時待ち受け(DSDS/デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応
Pixel 4aではnanoSIMとeSIMを使えますが、これら2枚のSIMで4Gと3Gの同時待ち受け(デュアルスタンバイ)に対応しています。これにより、例えば片方のSIMは大手3キャリアやRakuten UN-LIMIT、ワイモバイル、UQモバイルのかけ放題プランのSIMを挿して通話料金を抑え、もう片方にデータ通信専用の格安SIMを挿してデータ通信にかかる料金を大幅に抑えることができます。
DSDS対応のPixel 4aを使うことで、格安SIMに乗り換えを検討しているものの通話が多いために完全かけ放題オプションの提供がまだ少なく通話料金の高くなりがちな格安SIMに乗り換えられないといったジレンマから解放されます。
3.5mmイヤホンジャック搭載
Pixel 4aは、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。最近のスマホはイヤホンジャックが搭載されていないことが多く、基本的にはイヤホンやヘッドホンをBluetoothで接続して使うのが主流です。
ただ、Bluetoothイヤホン・ヘッドホンはどうしてもほんの少しですが遅延が生じるので、特に音でタイミングを取る音ゲーをよくプレイする人にとっては遅延がない有線イヤホンやヘッドホンをスマホのイヤホンジャックにケーブルを挿すのがベストです。
また、最近のBluetoothイヤホン・ヘッドホンは音質も良くなってはいますが、Bluetooth接続の音質はやはり有線にはかなわないと感じている人もいるはず。
上記のような人たちには、Pixel 4aは有力な選択肢の1つになるはずです。
ステレオスピーカー搭載
価格が安めのスマホのスピーカーはモノラルが多い中、Pixel 4aはステレオスピーカーを搭載。最近のスマホはモノラルスピーカーでもクリアな音は表現されていることが多いですが、ステレオの奥行き感は再現できずどうしても薄っぺらい音に感じてしまいます。
ステレオスピーカー搭載のPixel 4aは、端末から直接動画や音楽を再生して聴く際にも高音質で奥行きのある音を楽しむことができます。
日本版GPS「みちびき」に対応
Pixel 4aは、日本の人工衛星「みちびき」に対応しています。みちびきは日本の衛星測位システム(人工衛星を利用して現在地を計測するシステム)で、英語表記は「QZSS」。
米国が運用する衛星測位システムはGPSなので、日本版GPSといえますね。
みちびきは日本の真上を通る軌道でほぼ真上から測位して電波を受信できるので、高精度な測位計測が可能になります。
GPSに加えてみちびきにも対応するPixel 4aは、みちびき非対応のスマホと比べると位置情報をとらえる衛星の数が多いので測位の精度が向上し、現在地をより正確に把握できるのがメリットです。
多機能ながら価格は安め(コストパフォーマンスが高い)
Pixel 4aの大きなメリットは、おサイフケータイや最大18Wの急速充電対応、3.5mmイヤホンジャックを搭載してながら価格は4万円台と割安な価格で購入できる点です。スペックと価格のバランス重視でおサイフケータイ搭載のスマホを検討中なら、Pixel 4aは選択肢に入れるべきですね。
Pixel 4aの注意点・デメリット
Pixel 4aの注意点やデメリットは以下の通りです。5Gには非対応
Pixel 4aは、3Gと4Gにのみ対応で5Gには対応していません。なお、Googleは5G対応のPixel 4a(5G)の発売を予告しているので、5G版のPixel 4aが欲しい場合はPixel 4a(5G)の発売まで待ちましょう。
microSD非対応
現在でも多くのスマホがmicroSDに対応していますが、Pixel 4aはmicroSDに対応しておらず使えません。ストレージが大容量の128GBなのですぐにいっぱいになることはないと思いますが、Pixel 4aのカメラで動画を撮影すると容量をかなり食うので注意が必要です。
Pixel 4aで動画をたくさん撮影したい場合は、撮影した動画を早めにPCやHDDに移動させて常にストレージ容量に余裕を持たせておくか、無料で無制限にアップロードできるGoogleフォトを活用しましょう。
カメラが出っ張っている
Pixel 4aは、背面のカメラが少し出っ張っています。Pixel 4aをケースなしで使う場合、テーブルの上などに置いて操作しようとするとガタつく可能性があります。
また、同じようにカメラが出っ張っているiPhone 11 Pro Maxなどの機種では、カメラの出っ張りが他の端末のディスプレイに当たって傷がついたという報告もあります。
バッグの中などにPixel 4aと一緒に他のスマホやカメラなど傷が入ったら困るものを入れるなら、Pixel 4aにはケースを装着してカメラの出っ張りをなくすようにしましょう。
背面カメラは光学ズーム非対応
スマホのカメラのズーム方法には、光学ズームとデジタルズームがあります。光学ズームは、レンズの焦点距離を変えて虫眼鏡のように被写体を拡大するズーム方法で、ズームして撮影しても画質は劣化しません。
デジタルズームは、撮影した画像を切り取って引き伸ばすことで大きく見せるズーム方法のため、拡大すればするほど画質は劣化します。
改めて、Pixel 4aの背面カメラは光学ズームに対応しておらずデジタルズームだけなので、ズームして撮影した写真の画質にはあまり期待できません。
ただ、Pixel 4aのデジタルズームはソフトウェア処理で画質を高める「超解像ズーム」に対応しているので、一般的なデジタルズームよりも画質の劣化を抑えることはできます。
背面カメラは4Kで60fpsの動画撮影ができない
スマホのカメラで動画をよく撮る人には分かってもらえると思いますが、2K(1080p)と4K(2160p)では画質において肉眼でわかる差で4Kの方が綺麗です。また、フレームレートについても30fpsと60fpsでは撮影した動画の滑らかさに大きな差があり、60fpsで撮影した動画の方が断然スムーズです。
4Kで60fpsの設定で撮影した動画は綺麗で滑らかなので、個人的にもよくこの設定でスマホのカメラを使っていますが、Pixel 4aの背面カメラは4K動画を撮影することはできるものの4Kで60fpsの動画は撮影できません。
画質を4Kにするとフレームレートは30fpsしか選べず、せっかく撮影した画質のいい動画を滑らかに再生・視聴できないのは残念です。
顔認証センサーは非搭載
Pixel 4aには指紋認証センサーは搭載されていますが、顔認証は非搭載です。最近は2万円台など低価格帯でも顔認証を搭載している端末が多いので、4万円を超えるPixel 4aにも顔認証センサーは搭載して欲しかったところです。
防水防塵とワンセグ・フルセグには非対応?
Pixel 4はIP68準拠の防水防塵に対応しているのに対し、Pixel 4aは公式サイトのスペック詳細のページに防水と防塵に関する記述がないので、おそらく防水・防塵ともに非対応だと思われます。Pixel 4aをプールやお風呂に持っていくのはやめておいた方がよさそうです。
また、Pixel 4aはワンセグ・フルセグにも対応していません。
ワイヤレス充電には非対応
最近の大手メーカーのフラッグシップ端末の中には、Qiのワイヤレス充電に対応しているものもあります。それに対して、Pixel 4aはワイヤレス充電には対応していません。
Pixel 4aは価格が安いので、ワイヤレス充電非対応は仕方ないですね。
USB Type-CポートはUSB 3.1に対応しているものの同梱のケーブルはUSB2.0
Pixel 4aのUSB Type-Cポートは転送速度5GbpsのUSB 3.1に対応しているものの、同梱されているUSB Type-Cケーブルは転送速度480MbpsのUSB 2.0までにしか対応していません。Pixel 4aをPCとつないで画像や動画ファイルなどをできるだけ高速でやり取りしたい場合は、USB 3.1対応のUSB Type-Cケーブルを購入しましょう。
カラーが1色のみ
Pixel 4aで選べるカラーはJust Blackの1色だけで、他のカラーはありません。せめて背面ホワイトのカラーも選ばせてほしかったです。
Pixel 4aまとめ
Pixel 4aは定価が42,900円と安いので、背面カメラが光学ズーム非対応で4K 60fpsの動画撮影ができない、顔認証センサーがない、カラーが1色のみなど残念な点はもちろんあります。ただ、Snapdragon 730Gと8GB RAM・128GB ストレージを搭載し、おサイフケータイや最大18Wの急速充電、DSDS対応、日本版GPSのみちびきに対応など日本ではかなり便利に使えるスマホです。
また、中華スマホは中国への情報流出のリスクが頭の片隅によぎることがありますが、GoogleのスマホであるPixel 4aはウェブのアクセス履歴や検索キーワード、Gメールの内容などすでに大量の個人に関する情報をGoogleに渡しているので、ある意味何の心配もせずに使うことができます。
価格の割に機能は十分充実しているので、コスパの高いスマホをこれから3年間程度は使いたいならOSとセキュリティアップデートが最低3年間保証されるPixel 4aはおすすめです。