Galaxy Nexus(SC-04D)にGLaDOS V1.14を導入、1.44GHzオーバークロックで運用のレビュー。

GLaDOSの作者Ezekeelによると、GLaDOS V1.14で1.62GHzまでオーバークロック可能になったとのことなので、早速私も試してみました。

今回は、GLaDOS V1.14を1日使ってみたレビューです。


2012/2/6 カスタムカーネル一覧ページを公開しました。
Galaxy Nexus(SC-04D)のカスタムカーネル一覧。で、他のカスタムカーネルを確認することができるので、こちらもご覧下さい。


root化・カスタムrom・カスタムカーネル・各種Mod等の導入によって、キャリアとメーカーの補償は一切きかなくなります。

また作業中にデータが消えたり、Galaxy Nexus(SC-04D)が起動しなくなってしまったとしても、当方では一切責任は負えません。

また、オーバークロックはCPUの性能の低下を早めます。

全て自己責任で作業を行ってください。


1.RootzWikiからGLaDOSをダウンロード後、Galaxy Nexus(SC-04D)の/sdcard/にコピーしておく。

2.GLaDOS作者のEzekeelは、GLaDOSをROMデフォルトのカーネルに上書きするように指示しています。
もしすでにカスタムカーネルを導入している場合は、現在導入しているROMの元のカーネルに戻した後にGLaDOSを焼いてください。
元のカーネルに戻す方法は、そのROM(CWMインストール用zip)を解凍すると中にboot.imgがあるので、それをfastbootコマンドでGalaxy Nexus(SC-04D)に送ります。
fastbootコマンドでboot.imgをflashする方法は、Galaxy Nexus(SC-04D)をUnrootしてdocomo純正の初期ROMに戻す方法。を参考にしてください。

または、先にROMを焼いてすぐの状態(カーネルも純正の状態)でCWM Recoveryでバックアップをとっておいて、CWMのbackup&restoreのadvanced restoreからboot.imgを指定して焼く方法もあります。

1)CWM(ClockWorkMod)リカバリを起動して、「install zip from sdcard」を選ぶ。

2)「choose zip from sdcard」を選ぶ。

3)「GLaDOS-V1.14.zip」を選ぶ。

4)「Yes - Install GLaDOS-V1.14.zip」を選ぶ。

5)「Install from sdcard complete.」と表示されれば、GLaDOS V1.14のインストールは完了です。

6)「+++++Go Back+++++」を何度か繰り返して、「reboot system now」でGalaxy Nexus(SC-04D)を再起動させてください。

CPUクロックの設定は、最大値1440MHz、最小値420MHzにしました。


GLaDOSのオーバークロックの方法は、Galaxy Nexus(SC-04D)を1.5GHzにオーバークロックする方法。を参考にしてください。

Ezekeelがデフォルトの電圧で1.62GHzまでオーバークロックできたということだったので、私もmpu_ocvalueを135%にしてみたのですが、すぐにGalaxy Nexus(SC-04D)がフリーズして使えませんでした。

Voltageもいろいろ変えてみたのですが、やはりまともには使えない状態でした。

1.62GHzはあきらめて1.5GHzでVoltageを変えながら常用を試みましたが、これもリブートをたまに起こすのでパスしました。

私のGalaxy Nexus(SC-04D)でGLaDOSが問題なく使えている最大クロック数は、1.44GHzです。

今回は、Voltageもデフォルトのままで使いました。

GLaDOSのGovernorは、いつもGLaDOSオリジナルのGovernor「Wheatly」を使っているので、今回もwheatlyで運用しました。

Governorについての詳しい内容は、SetCPUなどで設定できるCPU Scaling Governorの種類とそれぞれの特徴。を参考にしてください。

WheatlyのCPUの各クロック数使用率は、以下のキャプチャを見ると分かりますが、最大クロック数の1442MHzと最小クロック数の420MHzがよく使われているのが分かります。


以上の条件でGLaDOSを1日運用しました。

まず、スリープ時の電池の持ちについて。

スリープ時の電池の持ちは、Deepsleepに入るので相変わらずいいです。


GLaDOSは、Galaxy Nexus(SC-04D)を使わなければ(スリープ状態ならば)ほとんど電池を消費しません。

この点はポイントが高いです。

ただウェイク時の電池の消費は、デフォルトの最大クロック数(1.2GHz)での利用と比べるともちろん早いです。

許容の範囲内かどうかは、実際に試してみることをおすすめします。

次にGalaxy Nexus(SC-04D)の動きについて。

Galaxy Nexus(SC-04D)のウェイク時の動きは、スムーズでサクサクです。

ただし、GLaDOSはオーバークロックしなくてもサクサク動いてくれるカーネルです。

1.44GHzまでオーバークロックしたときと1.2GHzのままのときの違いが、私にあまり分かりませんでした。

ですのでGalaxy Nexus(SC-04D)をオーバークロックして使う前提であれば、私は現段階ではfranco kernelをおすすめします。

franco kernelの1.5GHzでの動きはかなりスムーズで使っていて気持ちいいです。

ただし、個体差もあるようで正常に動作しない端末もあるとのことです。

機会があったら試してみてください。

GLaDOSのオーバークロックはデフォルトのクロック数でのパフォーマンスが高いために、そこまで大きなパフォーマンスの向上が感じられるわけではないですが、気になる人は一度体感してみるといいと思います。

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