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LaLa Call(ララコール)とは?
LaLa Call(ララコール)は、関西電力系列の電気通信事業者であるケイ・オプティコムが提供しているIP電話サービスです。ケイ・オプティコムは、格安SIMのmineo(マイネオ)を提供していることでも知られています。mineo(マイネオ)は、2015年9月1日より日本で初めてauとdocomoの回線を1社で取り扱うマルチキャリアMVNOとしてスタートしています。
mineo(マイネオ)ドコモ回線プラン(Dプラン)の速度/評価/レビュー。
LaLa Call(ララコール)は通常の音声通話とは違って、音声データをインターネット網を通じて送受信するIP電話です。IP電話であるLaLa Call(ララコール)には、通常の電話と比べてメリット・デメリットともにあるので、以下に紹介します。
LaLa Call(ララコール)の月額料金と通話料金
メリットとデメリットの紹介の前に、LaLa Call(ララコール)の月額料金と通話料金をまとめておきます。LaLa Call(ララコール)の月額料金
LaLa Call(ララコール)の月額料金は100円です。2015年9月30日までに契約すると、実質3ヶ月間は無料で利用できます。また、格安SIM(MVNO)のmineo(マイネオ)やeo光を契約中なら月額料金は一切かかりません。
なお、IIJmioでは音声通話SIM(みおふぉん)を契約すると月額料金が1年間無料になるキャンペーンも開催中です。
LaLa Call(ララコール)の通話料金
LaLa Call(ララコール)の通話料金は以下の通りです。通話相手 | 通話料金 (税抜) |
---|---|
LaLa Call(ララコール) eo光電話 無料提携の050IP電話 | 無料 |
携帯電話(国内) | 1分 18円 |
PHS(国内) | 1分 20円 |
固定電話(国内) | 3分 8円 |
有料提携の050電話 | 3分 7.4円 |
国際電話(アメリカ 50州) | 1分 6円(非課税) |
LaLa Call(ララコール)の通話にかかる通信量
LaLa Call(ララコール)の通話で発生する通信量は、1分あたり約277KBです。LaLa Call ユーザーサポート|よくあるご質問|サービスに関するよくあるご質問|LaLa Callを使って通話した際の通信量(データ容量)を教えてください。
LaLa Call(ララコール)のメリット
まずはLaLa Call(ララコール)のメリットです。通話料金が安い
LaLa Call(ララコール)は、通話料金が安いのが大きな特徴です。通話料金が安いのは、LaLa Call(ララコール)がIP電話を利用した音声通話サービスのためです。
一般的な電話は、相手に電話をかける場合に複数の交換機を経由する必要がありますが、交換機に接続するたびに接続料が発生するため料金が高くなります。対して、IP電話はほとんどがインターネット網を経由し、一般的な電話ほど接続料がかからないため安い通話料で提供することが可能となっています。
また海外への通話料金も、アメリカやカナダなら1分 6円という格安の料金で通話することができます。アメリカとカナダへの通話料は日本の携帯電話への通話料よりも安くなっています。
LaLa Call(ララコール)同士や無料提携IP電話となら24時間無料で通話できる
LaLa Call(ララコール)は、同じLaLa Call(ララコール)ユーザー同士なら時間帯などに関係なくいつでも無料で通話することができます。また、LaLa Call(ララコール)だけでなくeo光電話のユーザーとの通話や無料提携の050IP電話との通話も無料です。
LaLa Call(ララコール)と無料提携している050IP電話は、050IP電話(無料提携)一覧 | LaLa Callの魅力を参照してください。
電話番号を5つの中から選べる
LaLa Call(ララコール)は050から始まる電話番号を使いますが、契約時に5つの電話番号が提示されその中から気に入った番号を選ぶことができます。docomoなどの大手キャリアでも、新規契約時は5つの番号から選ぶことができますが、LaLa Call(ララコール)もキャリアと同様のサービスを提供していることになります。
キリのいい番号が出たりすることはほぼないとは思いますが、サービス提供者側から一方的に提示された番号を使うのではなく、5つの中から自分の判断で選べるというのはメリットですね。
発信者番号通知できる
LaLa Call(ララコール)は、050から始まる自分の発信者番号を相手に通知することができます。相手にLaLa Call(ララコール)の電話番号を教えておけば、相手の電話に番号が表示されるので拒否される心配もありません。
なお、LaLa Call(ララコール)アプリの設定から発信者番号を通知しないようにすることもできます。
スマホの電話帳データをそのまま利用できる
LaLa Call(ララコール)では、スマホに登録されている電話帳をそのまま利用することができます。端末に登録されているGoogleアカウントの連絡先と同期するので、LaLa Call(ララコール)用に電話帳を作成するなどの手間は一切かかりません。
留守番電話・転送電話機能を無料で使える
LaLa Call(ララコール)では、固定電話や携帯電話の通常の電話では有料のオプションである留守番電話機能と転送電話機能を無料で使うことができます。また、LaLa Call(ララコール)アプリの設定から留守番電話や転送電話の細かい設定も可能です。
LaLa Call(ララコール)のデメリット
続いて、LaLa Call(ララコール)のデメリットです。通話料金は30秒単位ではなく1分単位でかかる
docomo、au、Softbankの3大キャリアだけでなく格安SIM(MVNO)でも、一般的な電話の料金は30秒単位で課金されるのがほとんどですが、LaLa Call(ララコール)は通話料金が1分以上の単位で課金されます。例えば、格安SIMの音声通話プランでは一般的な30秒20円の通話料金で10秒だけ話した場合、請求される通話料金は30秒以内の20円です。対して、LaLa Call(ララコール)で日本国内の携帯電話に10秒電話した場合は、1分の通話料金である18円が請求されます。
さらに、格安SIMの場合は楽天でんわなどの通話料が半額になるサービスもあり、これを活用すれば30秒10円で通話することができます。
固定電話やIP電話、国際電話への発信が多いなら十分メリットがありますが、携帯電話に対して発信することが多く通話時間が30秒以内で終わることが多いといった使い方の場合は、LaLa Call(ララコール)のメリットである通話料の安さを十分に活かすことができません。
110番、119番などの緊急電話がかけられない
これはLaLa Call(ララコール)のデメリットではなく、IP電話特有のデメリットです。LaLa Call(ララコール)はIP電話サービスなので、110番や119番の緊急電話をかけることができません。緊急電話は頻繁に利用する番号ではありませんが、いざというときにこれらの番号が使えないのはかなり痛いです。
IP電話が利用される場面は増えてきているはずなので、緊急電話への対応は今後ぜひ対応してほしいところです。
データ通信の速度などの環境で通話品質が変わる
LaLa Call(ララコール)はIP電話サービスですが、IP電話は前述のとおりインターネット網で音声データを送受信する仕組みです。そのため、LaLa Call(ララコール)はインターネットに接続するための通信環境(速度や電波強度)によって通話の品質が違ってきます。例えば、格安SIMの速度を比較すると回線が込み合う12時台の速度がかなり落ちますが、そういった時間帯は音質の低下や遅延、通話が途切れやすくなったり場合によっては通話が切断されてしまう可能性もあります。
格安SIM MVNO 格安スマホの通信速度比較。速いのは?-体感速度動画あり-【2018年9月3日実測】
一般的な電話は通話専用に無線帯域を確保しているため、インターネットに接続するユーザーが増えて通信環境がどれだけ悪化しても関係なく通話できますが、通話用に無線帯域が確保されていないインターネット回線を利用するIP電話の通話品質低下は避けられないデメリットです。
LaLa Call(ララコール)の設定方法と使い方
ここからは、LaLa Call(ララコール)の主な設定方法と使い方を紹介します。LaLa Call(ララコール)の登録
まずは、LaLa Call(ララコール)を利用するための登録をしていきます。なお、ここではスマートフォン(Nexus6)で登録していますが、PCでも同様の手順で登録できます。1.LaLa Call(ララコール)公式サイトにアクセスします。
LaLa Call(ララコール) ~スマホの通話料DOWNおたすけアプリ~
2.「今すぐ申し込もう!」をタップして、「動作確認機種」からLaLa Call(ララコール)を使う予定の端末の動作確認が取れているか確認します。
3.ここから機種を確認できます。LaLa Call(ララコール)はAndroid 2.3未満およびiOS 5未満、タブレットで利用することができない点には注意しましょう。
4.動作確認をしたら、LaLa Call(ララコール)に登録します。eo光とmineoに加入している場合は、月額料金100円が永年無料です。上の「eo光/mineoに加入しているご本人」から登録します。それ以外の場合は、該当するバナーから登録します。
私はmineoを契約しているので、「eo光/mineoに加入しているご本人」から進んで「ここをタッチ」をタップします。
5.eoIDでログインします。eo光やmineoを契約している場合、eoIDはすでに作成しています。ログインすると提供条件と利用規約が表示されるので、確認して「同意して次へ」をタップします。
6.LaLa Call(ララコール)の注意点などが表示されるので、同意できれば「OK」をタップします。すると、eoIDに登録されている氏名や住所、メールアドレスが表示されます。また、LaLa Call(ララコール)はユニバーサルサービス料がかかります。
7.ユニバーサルサービス料は、2015年12月までは2.16円となっています。
8.LaLa Call(ララコール)の利用料金の決済方法を指定します。「プロバイダ請求に含める」にチェックを入れると、契約しているeo光やmineoの料金と一緒に決済されます。また、別のクレジットカードを登録することもできます。私はプロバイダ請求に含めました。決済方法に間違いがなければ、「決済方法を確定」をタップします。
9.次に、LaLa Call(ララコール)用の電話番号を決めます。LaLa Call(ララコール)は5番号の中ら希望する番号を選ぶことができます。チェックを入れて「選択」をタップするとその番号でいいか尋ねてくるので「番号を確定し申込」をタップします。
10.「申し込み完了」と表示されれば、LaLa Call(ララコール)の登録は完了です。LaLa Call(ララコール)を使うには専用アプリをインストールする必要があります。Android OSの場合、右下の「アプリダウンロード」をタップしてLaLa Call(ララコール)のアプリをGoogle Playからインストールします。
LaLa Call(ララコール)の利用登録~初期設定
LaLa Call(ララコール)の登録とアプリのインストールが終わったら、初期設定をしていきます。11.初めてLaLa Call(ララコール)を利用する場合は、まず利用登録が必要です。「はじめての方はこちら」をタップしてeoIDとeoIDパスワードを入力し「ログイン」をタップします。
12.LaLa Call(ララコール)を利用するには、コールバックの電話に暗証番号4桁を入力する必要があります。コールバック用の電話番号は携帯電話だけでなく、固定電話を指定することもできます。
格安SIMでデータ通信専用SIMを使っていてコールバックの電話を受けることができない場合などは、自宅などの固定電話の番号を入力しましょう。番号の入力が終わったら「次へ」をタップします。表示される暗証番号を控えて「コールバック」をタップします。
13.すると、大阪から電話がかかってくるので電話に出て、ガイダンスが暗証番号を入力するよう促して来たらダイヤルパッドから暗証番号を入力します。暗証番号が合っていればガイダンスで電話を切るよう言ってくるのでその通りにします。
14.コールバックの電話が終わったら「次へ」をタップします。「コールバック完了」と表示されれば、LaLa Call(ララコール)の利用登録は完了です。「次へ」をタップします。
15.そのままLaLa Call(ララコール)の初期設定が始まります。「通話時のおトク額表示」にチェックを入れておくと、LaLa Call(ララコール)でどれだけ節約できたかが表示されます。「次へ」をタップすると「電話着信のプッシュ通知」の設定になります。「電話着信のプッシュ通知」は、アプリを起動していなくても着信を受け取ることができる機能なので、チェックを入れてオンにしておいたほうがいいです。その後「次へ」をタップします。
16.LaLa Call(ララコール)で利用するLaLaネームを入力して「OK」をタップします。画像などは必要に応じて追加します。
17.LaLaネームに間違いがなければ「次へ」をタップします。すると電話帳のアップロードやLaLaネームの検索を許可などのオン/オフの設定ができます。必要な機能にチェックを入れて「次へ」をタップします。
18.「初期設定完了」と表示されれば、LaLa Call(ララコール)の初期設定は終了です。「次へ」をタップすると電話が表示されます。ダイヤルのアイコンが大きいので押しやすくなっています。
LaLa Call(ララコール)の設定と使い方
LaLa Call(ララコール)の設定や使い方を紹介します。19.「連絡先」をタップすると、現在端末に登録しているGoogleアカウントの一覧が表示されます。希望するアカウントに登録されている連絡先をLaLa Call(ララコール)の電話帳と同期することができます。
20.同期もすぐに完了します。なお、そばにいる人とLaLa Call(ララコール)の電話番号を交換したいときは、左上の人物アイコンをタップします。
21.「シャカシャカ」をタップすると、端末を振るだけで近くにいる人と電話番号の交換が可能です。LINEのふるふるのような感じです。
22.設定を見てみます。設定ではプロフィールやプライバシー設定などが可能です。また、お試しコールでどの程度の通話品質かを確認することもできます。
23.「アプリの設定」から「通話設定」をタップすると、着信音や発信者番号通知の設定が可能です。
24.必要に応じて、設定を変更しましょう。
25.電話タブの右上のメニューアイコンをタップすると、留守番電話や転送電話の設定が可能です。デフォルトではオフになっていますが、オフでも設定項目があります。
26.オフの場合、不在着信時に指定したメールアドレスに通知を送ることができます。便利ですね。
27.留守番電話を有効にすると、細かい設定ができます。
28.条件設定では、すべての着信、無応答時、話中時のみ、話中時かつ無応答時の4つから留守番電話が動作する条件を決めることができます。
29.「留守番電話のメール通知」では、留守電が入ったことを知らせる通知と同時に留守電の音声をメールに添付して送ることができます。LaLa Call(ララコール)を登録している端末が近くに無い時などに重宝する機能ですね。
30.「転送設定」も留守番電話とほぼ同じ内容の設定が可能です。転送電話では、転送先に電話番号を自由に設定することができます。
31.ここに転送先の番号を入力して「OK」をタップすれば指定は完了です。
LaLa Call(ララコール)まとめ
LaLa Call(ララコール)は、登録も簡単でeo光やmineo契約なら月額料金が永年無料で利用することができます。また、留守番電話や転送電話が無料で使えるだけでなく、留守番電話は音声ファイルをメールで送ってすぐに確認できたり、留守番電話を作動させる条件も細かく設定することもできます。
音声の品質は、LTEによる高速通信時やWi-Fi通信時ならかなり良いです。低速時は若干遅延を感じることもありますが、途切れすぎて使えないということもないといった感じです。
格安SIMのmineo(マイネオ)を利用中ならユニバーサルサービス料は2円かかるものの月額料金の100円はかからないので、通話が多い人は一度試してみてはいかがでしょうか。
LaLa Call(ララコール)の通話料と特徴・設定・使い方まとめは以上です。