目次
ZTE BLADE V7 MAXのスペック
ZTE BLADE V7 MAXのスペックは以下の通りです。OS
Android 6.0 Marshmallowディスプレイ
サイズ:5.5インチ解像度:1920 x 1080(フルHD)
IPS
プロセッサ
Helio P10(MTK6755M) 1.8GHz 8コアRAM
3GBストレージ
32GB外部メモリー
microSD(最大128GB)背面カメラ
1600万画素前面カメラ
800万画素バッテリー容量
3000mAhサイズ(高さ x 幅 x 厚さ)
154 x 77 x 7.2 mm重量
約167gSIMサイズ
スロット1:nanoSIMスロット2:nanoSIM
※片方のnanoSIMスロットはmicroSDスロットと兼用
対応周波数(バンド)
FDD-LTE(4G):2100MHz(band1) / 1800MHz(Band3) / 850MHz(Band5) / 900MHz(Band8) / 800MHz(Band19)WCDMA(3G):2100MHz(Band1) / 800MHz(Band6) / 900MHz(Band8) / 800MHz(Band19)
GSM(2G):1900MHz / 1800MHz / 900MHz / 850MHz
GPS
A-GPSGLONASS
センサー
加速度センサジャイロスコープ
近接センサ
環境光センサ
ホールセンサ
指紋認証センサ
コンパス
その他
・Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n・Bluetooth:V4.0
・USB Type-C
・3.5mm ミニジャック
カラー
シルバー / ゴールドZTE BLADE V7 MAXの特徴・メリットをレビュー
まずはZTE BLADE V7 MAXの特徴とメリットについてレビューしていきます。4G+3GのデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)対応
ZTE BLADE V7 MAXの最大のメリットは、SIMを2枚挿せるデュアルSIM仕様なだけでなく、4Gと3Gのデュアルスタンバイ(同時待ち受け)にも対応している点です。かけ放題デュアルスタンバイに対応することで、例えば片方にドコモのパケホーダイを解約したカケホーダイプランSIMを、もう片方に格安SIMのデータ通信専用SIMを挿して、電話はドコモSIMを使って電話かけ放題でインターネットは格安SIMを使うといった使い方ができます。
この使い方なら、ドコモの高いパケット定額プランを格安SIMの安いデータ通信SIMのプランに置き換えることができます。
具体的にどの程度安くなるのか、またその他のデュアルスタンバイならではのメリットはこちらに詳しくまとめています。
シングルスタンバイ/デュアルスタンバイ/デュアルアクティブの違いまとめ
ZTE BLADE V7 MAXを含む、デュアルスタンバイ対応のスマホ比較はこちら。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(同時待ち受け)SIMフリースマホまとめ
格安SIMはデータ通信にかかる費用は安いものの、通話にかかる費用がドコモなどの大手キャリアのようなかけ放題プランがなく高くなりがちのため、大手キャリアのカケホーダイプランを同時に利用できるのは大きなメリットとなっています。
ドコモのFOMAプラスエリアとLTEプラチナバンドに対応。ソフトバンクとの相性も良い
ZTE BLADE V7 MAXは、ドコモやドコモ系格安SIMで運用する際に広いエリアで通話や通信するために重要なFOMAプラスエリアとドコモのLTEプラチナバンドに対応しています。ZTE BLADE V7 MAXの3Gの対応周波数はこちらです。
3G バンド (周波数) | 1 (2100) | 6 (800) | 8 (900) | 9 (1700) | 11 (1500) | 19 (800) | au 3G BC0 (800) | au 3G BC6 (2000) (2100) |
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Blade V7 MAX | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
docomo | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
au | ○ | ○ | ||||||
SoftBank | ○ | ○ | ○ |
4GLTEの対応周波数はこちら。
4G LTE バンド (周波数) | 1 (2100) | 3 (1700) | 8 (900) | 11 (1500) | 18 (800) | 19 (800) | 21 (1500) | 26 (800) | 28 (700) | 41 (2500) |
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Blade V7 MAX | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
docomo | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
au | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ WI MAX 2+ | ||||
SoftBank | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ AXGP |
ドコモのFOMAプラスエリアはBand6(800MHz)、LTEプラチナバンドはBand19(800MHz)ですが、ZTE BLADE V7 MAXはどちらもしっかり対応しています。
また、ソフトバンクのLTEプラチナバンドにも対応しており3G周波数も主要のBand1と8に対応しているので、ソフトバンクのSIMも問題なく利用できます。
ただし、ソフトバンクのSIMはSIMフリー端末で使えないものが多いので、ZTE BLADE V7 MAXにソフトバンクSIMを挿して使う予定の場合は、自身のSIMがSIMフリー端末で使えるかあらかじめ確認しておきましょう。
指紋認証センサが側面にあり操作しやすい
ZTE BLADE V7 MAXには指紋認証センサが搭載されています。注目は指紋認証センサが搭載されている場所で、ZTE BLADE V7 MAXは右側面にあります。指紋認証センサが右側面にあることで、右手でZTE BLADE V7 MAXを持った場合は親指を、左手で持った場合は中指をセンサに置くことでスムースにロック解除などの操作をすることができます。
また、センサに置く指ごとにアプリを割り当てて一発で起動させたり、ブラウザでウェブサイトを見ている際にセンサを上にスワイプすると前のページに戻る・下にスワイプすると次のページに戻ることができます。
右手でZTE BLADE V7 MAXを握った状態で人差し指を指紋認証センサに置くのは無理があるので、アプリの一発起動を使うなら左手で持つ必要がありますが、指紋1つで様々な操作ができるのは便利ですね。
ジェスチャーモーションで様々な機能が使える
ZTE BLADE V7 MAXには、端末を傾けたり特定の操作をすることができます。例えば、ZTE BLADE V7 MAXを耳に近づけることで電話をかけたりかかってきた電話に出たり、端末を裏返すことでアラームの解除や着信音を消すことも可能です。
また、ロック画面上でスワイプすることで音楽を1曲戻したり先送りすることや、指定したアプリを一発で起動することもできます。
私がこれまで使った機能の中では、端末を裏返してアラームや着信音を消すのが意外に便利でした。
特に着信音のミュートは、静かな場所でマナーモードにするのを忘れていて、すぐに電話に出られないときに一瞬で消音できるのがポイントです。
背面に1600万画素、前面に800万画素カメラ搭載
ZTE BLADE V7 MAXは背面に1600万画素、前面に800万画素のカメラを搭載しており、十分な画素数です。また、オートフォーカスもPDAF(像面位相差AF)を採用しており、オートフォーカスの速度が速いため撮り逃しが少なくなったり、ピントがすぐに合うなど使い勝手の良いカメラとなっています。
さらに、ZTE BLADE V7 MAXでは写真を撮影後に露出補正などもできるため、自分の目で見たイメージに近い写真に編集しなおすことも可能です。
スマホのカメラでもある程度こだわった写真を撮影したい人でも、ZTE BLADE V7 MAXならいろいろいじって自分好みに修正できるので楽しめますね。
USB Type-Cを採用
ZTE BLADE V7 MAXは、USBポートに従来のmicroUSBではなくUSB Type-Cを採用しています。microUSBは、上半分と下半分で形状が違うため上下を逆さにして端末に挿すことができませんが、USB Type-Cは上半分と下半分が同じ形なので上下逆さに挿すことができるのが大きなメリットです。
ZTE BLADE V7 MAXと同じ、4G+3Gのデュアルスタンバイ対応で価格帯も近いMoto G4 PlusはmicroUSBです。
また、Moto G4 Plus以外の2万円~3万円台で購入できるSIMフリースマホの多くがmicroUSBを採用している中で、USB Type-Cを採用しているBLADE V7 MAXは価格の割に細かい部分までこだわっていることが分かります。
メタルボディや2.5D加工で高級感のあるデザイン
ZTE BLADE V7 MAXは本体の質感やデザインにもこだわっています。厚さは7.2mmと薄く、筐体の素材にはドイツ・ミュンヘン産の質の高いアルミ合金が採用されています。
また、ディスプレイ側の端は2.5D加工で角の手触りも滑らかです。
これまで日本で発売されてきたZTE製の端末は個人的にどこかしら洗練されていない印象があったものの、ZTE BLADE V7 MAXはそんな印象もなく洗練されているように感じます。
必要十分なCPU性能とRAM・ストレージ容量
ZTE BLADE V7 MAXには、MediaTek製の8コアCPU「Helio P10(MTK6755M)」が採用されています。また、RAMは3GB、ストレージは32GBとなっています。RAMとストレージは分かりやすいですが、8コア CPUといってもどの程度の性能なのかわからないので、ZTE BLADE V7 MAXと同じMTK6755Mを搭載しているSIMフリースマホのMeizu m3 noteの、CPUベンチマークサービス「Geekbench」での結果を調べてみました。
CPUのコア単体の性能を示すシングルコアのスコアが約800、マルチコアのスコアが約3,000という結果です。
デュアルスタンバイ対応のMoto G4 PlusのGeekbenchの結果はこちら。
Moto G4 Plusに搭載されている、Qualcomm製のSnapdragon 617のシングルコアはZTE BLADE V7 MAXが少し上回っていて、マルチコアは逆にMoto G4 Plusが少し上ですが、ZTE BLADE V7 MAXのCPU Helio P10はSnapdragon 617とほぼ同じ程度の性能とみておいて問題ありません。
私はMoto G4 Plusも使っていますが、特に動作がもっさりして遅くなるといったこともなく使えています。
ZTE BLADE V7 MAXも、3Dゲームでがっつり遊ぶといったようなヘビーな使い方でなければストレスなく使えるでしょう。
ジャイロセンサとコンパス搭載でポケモンGOも快適に使える
Moto G4 Plusは、ジャイロセンサは搭載しておりARモードでは遊べるものの、コンパスが搭載されていないため自分が現在どの方角を向いているのかが分からないのがネックです。Moto G4 PlusはポケモンGO対応もコンパス無で向きが分からない
対して、ZTE BLADE V7 MAXにはジャイロセンサ・コンパスともに搭載されているので、ARモードだけでなくポケモンがいる方向にすぐに向かうことができます。
また、コンパスは徒歩など移動速度が遅い状態でナビを使う際にも方角を知るためにかなり重要なので、スマホでナビを使う機会が多い人にはZTE BLADE V7 MAXがおすすめです。
ZTE BLADE V7 MAXのメリットや特徴は以上です。
ZTE BLADE V7 MAXの注意点・デメリットをレビュー
次に、ZTE BLADE V7 MAXの注意点やデメリットをレビューしていきます。auやau系格安SIMは使えない
SIMフリースマホに、auのSIMやau回線を使った格安SIMを挿して使いたいという人もいると思います。ですが、残念ながらZTE BLADE V7 MAXはauやau系格安SIMで使うことはできません。
厳密にいうと、ZTE BLADE V7 MAX+au系SIMでは音声通話は全く使えず、データ通信は使えなくないもののエリアが狭くほぼ使えないと思っておいた方がいいという状況です。
au系のSIMをSIMフリースマホで使いたい場合は、arrows M03やarrows M02、ZenFone Goを選びましょう。
SIM2枚とmicroSDカードを同時に利用できない
ZTE BLADE V7 MAXはmicroSDカードも挿して使うことができますが、microSDカード専用のスロットが用意されているわけではありません。このように、ZTE BLADE V7 MAXは片方のnanoSIMカードスロットがmicroSDカードのスロットを兼ねているので、microSDカードを使う場合はSIMカードは1枚しか使えずデュアルスタンバイでの使用もできない点には注意が必要です。
なお、SIM2枚とmicroSDを同時に使って4G+3Gのデュアルスタンバイで使いたい場合は、現時点ではMoto G4 Plusが唯一の選択肢となります。
防水・防塵やワンセグ、おサイフケータイには非対応
ZTE BLADE V7 MAXは指紋認証センサは搭載しているものの、日本ならではの防水・防塵やワンセグ、おサイフケータイには対応していません。これらの機能をSIMフリースマホで使いたい場合は、arrows M03やarrows M02、SH-M03などから選びましょう。
ZTE BLADE V7 MAXの価格
34,800円ZTE BLADE V7 MAXの発売日
2016年9月22日ZTE BLADE V7 MAXは、主要なオンラインショップで予約受付中です。
最安で購入できるのは、NTTグループのNTT-Xストアです。ZTE BLADE V7 MAXは税込で37,584円ですが、NTT-Xストアは税込で33,822円と税抜価格よりも安いです。
※販売終了しました。
※販売終了しました。
ポイント付与されるショップでは、ビックカメラとヨドバシカメラが実質33,812円ほどですが、ポイントはZTE BLADE V7 MAXの購入時ではなく次回以降にしか使えません。
次回以降もビックカメラやヨドバシカメラで商品を購入予定であればポイント付与でも問題ありませんが、ZTE BLADE V7 MAXの購入にかかる出費自体を抑えたい場合は端末価格から直接割引されているNTT-Xストアがおすすめです。
ZTE BLADE V7 MAXを格安SIMとセットで販売するMVNO
現時点では、ZTE BLADE V7 MAXを格安SIMとセットで販売するMVNOはありません。取り扱いが始まれば追記します。
まとめ。ZTE BLADE V7 MAXはDSDS端末としてスペックと価格のバランスが取れた良端末
ZTE BLADE V7 MAXは、日本で発売されるデュアルスタンバイ対応スマホとしてはMoto G4 Plusに次ぐ2機種目です。日本国内で販売されるため、技適ももちろん通過済みで安心です。
また、デュアルスタンバイだけでなくドコモのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドにも対応し、ドコモSIMやドコモ系格安SIMでも広い範囲で使うことができます。
ZTE BLADE V7 MAXは特に目立つデメリットもなく、スペックと価格のバランスがとても良い機種でおすすめです。
ZTE BLADE V7 MAXのスペックレビューなどのまとめは以上です。