目次
- ZenFone3 Maxの5.2インチ(ZC520TL)と5.5インチ(ZC553KL)のスペック比較
- ASUS ZenFone3 Max5.2インチモデル(ZC520TL)と5.5インチモデル(ZC553KL)共通の特徴
- ASUS ZenFone 3 Max 5.2インチモデル(ZC520TL)ならではの特徴
- ASUS ZenFone 3 Max 5.5インチモデル(ZC553KL)ならではの特徴
- ZenFone3 Maxのデメリット・注意点
- ASUS ZenFone3 Maxの価格
- ASUS ZenFone3 Maxの日本発売日
- ZenFone3 Max 5.2インチモデル(ZC520TL)を格安SIMとセットで購入できるMVNO
- ZenFone3 Max 5.5インチモデル(ZC553KL)を格安SIMとセットで購入できるMVNO
- まとめ。ZenFone3 Maxは安くて大容量バッテリーのスマホを探しているならおすすめ。
ZenFone3 Maxの5.2インチ(ZC520TL)と5.5インチ(ZC553KL)のスペック比較
ZenFone3 Maxには、5.2インチのZC520TLと5.5インチのZC553KLがあり、同じ名称ながらスペックも大きく異なります。そこで、ZenFone3 Maxの2モデルに先代のZenFone Maxを加えてスペックを比較します。
各モデルにおいて優れている機能は赤字にしてあります。
ZenFone Max ZC550KL | ZenFone3 Max ZC520TL | ZenFone3 Max ZC553KL | |
---|---|---|---|
OS | Android 5.0 | Android 6.0 | Android 6.0 |
ディスプレイ | 5.5インチ 1280x720 HD IPS | 5.2インチ 1280x720 HD IPS | 5.5インチ 1920x1080 フルHD IPS |
CPU | Snapdragon 410 1.2GHz 4コア | MediaTek MT6737M 4コア | Snapdragon 430 8コア |
RAM | 2GB | 2GB | 3GB |
ストレージ | 16GB | 16GB | 32GB |
microSD | 最大128GB | 最大32GB | 最大128GB |
背面カメラ | 1300万画素 | 1300万画素 | 1600万画素 |
前面カメラ | 500万画素 | 500万画素 | 800万画素 |
バッテリー | 5000mAh | 4100mAh | 4100mAh |
対応周波数 (バンド) | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 3(1800MHz) 5(850MHz) 6(800MHz) 8(900MHz) 9(1700MHz) 18(800MHz) 19(800MHz) 28(700MHz) 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 5(850MHz) 6(800MHz) 8(900MHz) 19(800MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 3(1800MHz 4(1700MHz)) 5(850MHz) 7(2600MHz) 8(900MHz) 18(800MHz) 19(800MHz) 26(850MHz) 28(700MHz) LTE(TD-LTE) 38 41 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 5(850MHz) 6(800MHz) 8(900MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz | LTE(FDD-LTE) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 3(1800MHz) 5(850MHz) 7(2600MHz) 8(900MHz) 18(800MHz) 19(800MHz) 26(850MHz) 28(700MHz) LTE(TD-LTE) 38 41 3G(W-CDMA) 1(2100MHz) 2(1900MHz) 5(850MHz) 6(800MHz) 8(900MHz) 19(800MHz) GSM 850MHz 900MHz 1800MHz 1900MHz |
ドコモプラチナバンド (Band19) | ○ | ○ | ○ |
FOMAプラスエリア (Band6/19) | ○ | ○ | ○ |
auプラチナバンド (Band18/26) | ○ | ○ | ○ |
au 3G (CDMA2000) | × | × | × |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) | ○ | ○ | ○ |
SIMサイズ | SIM1:microSIM SIM2:microSIM (※microSDスロットも兼ねる) | SIM1:microSIM SIM2:nanoSIM (※microSDスロットも兼ねる) | SIM1:microSIM SIM2:nanoSIM (※microSDスロットも兼ねる) |
3G+4Gの デュアルスタンバイ | × | × | × |
技適 | ○ | ○ | ○ |
サイズ | 高さ:156 幅:77.5 厚さ:10.55mm | 高さ:149.5 幅:73.7 厚さ:8.55mm | 高さ:151.4 幅:76.2 厚さ:8.3mm |
重さ | 202グラム | 148グラム | 175グラム |
NFC | × | × | × |
GPS | A-GPS GLONASS BDSS | A-GPS | GLONASS Beidou |
加速度センサ | ○ | ○ | ○ |
ジャイロスコープ | × | × | ○ |
近接センサ | ○ | ○ | ○ |
環境光センサ | ○ | ○ | ○ |
指紋認証センサ | × | ○ | ○ |
コンパス | ○ | ○ | ○ |
その他センサ | 磁気センサ | - | - |
ポート | microUSB | microUSB | microUSB |
カラー | ブラック ホワイト | グレー ゴールド シルバー | グレー ピンク ゴールド |
価格 | 30,000円 | 19,800円 | 27,800円 |
公式サイト | ZenFone Max (ZC550KL) | スマートフォン | ASUS 日本 | ZenFone 3 Max (ZC520TL) | スマートフォン | ASUS 日本 | ZenFone 3 Max (ZC553KL) | スマートフォン | ASUS 日本 |
このスペック比較をふまえたうえで、ZenFone3 Maxの5.2インチモデル(ZC520TL)と5.5インチモデル(ZC553KL)の違いやZenFone Maxからの変更点・改善点と特徴を以下にまとめます。
ASUS ZenFone3 Max5.2インチモデル(ZC520TL)と5.5インチモデル(ZC553KL)共通の特徴
まずは、ASUS ZenFone3 Maxの5.2インチモデルと5.5インチモデル共通の特徴についてです。フルメタルボディで高級感のあるデザイン
ZenFone3 Maxは、筐体にフルメタルボディを採用しています。前作のZenFone Maxはプラスチックで安っぽさがありましたが、ZenFone3 Maxはフルメタルの恩恵で高級感がありますね。
最近発売されたSIMフリースマホの多くは、筐体にプラスチックではなく金属を採用しています。ZenFone Maxもこのトレンドに乗った形です。
また、ディスプレイガラスの端はiPhoneでも採用されている2.5D加工により緩やかなカーブを描いているため、画面の端からのスワイプ時に指が引っかかったりすることなく操作しやすいです。
さらに、ディスプレイガラスと筐体の接合部はダイヤモンドカットが施されており、これもZenFone3 Maxの高級感の要因となっています。
このように、ZenFone3 Maxは安いながらデザインが洗練されているのがメリットといえるでしょう。
バッテリーは4100mAhと大容量
ZenFone3 Maxは、バッテリー容量が4100mAhとかなり大容量になっています。ZenFoneのMaxシリーズは大容量バッテリーが大きな特徴・メリットで、ZenFone3 Maxも前作のメリットを引き継いでいます。
特にZenFone3 Maxの5.2インチモデルは、同じ5.2インチのZenFone3(ZE520KL)のバッテリー容量2650mAhと比較すればその差は歴然です。
ZenFone3 Maxの5.2インチモデルは4Gの連続待受時間が38日で連続通話時間は17時間、Wi-Fi環境下でブラウザを使ったサイト閲覧は19時間バッテリーがもつとのことです。
また、ZenFone3 Maxの5.5インチモデルは3Gの連続待受時間が30日で連続通話時間は20時間、Wi-Fi環境下でブラウザを使ったサイト閲覧は18時間バッテリーがもつとのこと。
ZenFone3 Maxは、スマホを長時間使うユーザーに最適な端末ですね。
ZenFone3 Maxから他の端末に給電でき、モバイルバッテリー代わりにもなる
ZenFone3 Maxは、他の端末にZenFone3 Maxの電力を給電することができます。簡単に言えば、スマホをモバイルバッテリーとして使う機能ですが、これは大容量のバッテリーを搭載しているZenFone3 Maxだからこそ使える機能です。
ZenFone3 Maxと一緒にスマホを持ち歩く場合も、ZenFone3 Maxがあればいざバッテリー切れしたときも安心です。
カメラが出っ張っていない
ZenFone3シリーズの中で、ZenFone3、ZenFone3 Ultra、ZenFone3 Deluxe、ZenFone3 Laserはすべてカメラが出っ張っているため、カメラが傷つかないように注意する必要があります。対して、ZenFone3 Maxだけは唯一カメラが出っ張っていないため、カメラ部分の傷を気にせず使うことができます。
これは、ZenFone3 Maxが大容量バッテリーを搭載し、他のZenFone3シリーズの端末より厚みが増したためだと思われますが、カメラの出っ張りが気になる人にとってはメリットと言えるでしょう。
背面に指紋認証センサを搭載
ZenFone Maxには指紋でロック解除できる指紋認証センサがありませんが、ZenFone3 Maxでは搭載されています。現在、多くのスマートフォンは指紋認証センサが搭載されて発売されていますが、ASUSに関してはこれまでのZenFone2シリーズまでは指紋認証センサを搭載していませんでした。
ですが、ZenFone3シリーズではついに指紋認証センサも搭載され、すでに発売されているZenFone3、ZenFone3 Deluxe、ZenFone3 Ultra、ZenFone3 Laserにもすべて搭載されているので、ZenFone3 Maxにも指紋認証センサが採用されるのも自然な流れですね。
ZenFone3 Maxの指紋認証登録方法はZenFone3と同じです。詳しくはこちらを参照してください。
ZenFone3 指紋認証センサの設定方法とロック解除以外の使い方
ZenFone3 Maxの指紋認証センサは、Nexus5XやNexus6Pといったネクサスシリーズをはじめ多くのスマートフォンで採用されている背面にあります。
ZenFone3の指紋認証センサに登録できる指は最大5本まで、認証できる指の角度は360°対応なので指が斜めなどずれた状態でも正常に認証できます。
私は台湾版のZenFone3を購入して使っていますが、端末をテーブルから取り上げたりポケットから出して人差し指ですぐにロック画面を解除し、ホーム画面に直で行けるのはかなり便利です。
また、ZenFone3とZenFone3 Deluxe、ZenFone3 Laserの指紋認証センサの形が縦長なのに対し、ZenFone3 Maxは角丸の四角となっています。
私は、これまで丸や角丸の四角の形をした指紋認証センサを使ってきたので、ZenFone3の縦長の形は特に指を斜めや横から当てるとくぼみとくぼみでない部分に同時に指が当たって違和感を感じるのが気になりますが、ZenFone3 Maxはこのような違和感もなく快適に使えそうです。
ZenFone3 Maxを使うなら、指紋認証センサはぜひ使うことをおすすめします。
docomoのFOMAプラスエリアやLTEプラチナバンドにも対応
ZenFone3 Maxの大きな特徴として、日本の通信事業者が利用している周波数(バンド)にも幅広く対応している点も挙げられます。ZenFone3 Maxの5.2インチモデルと5.5インチモデルのLTE対応周波数と、日本の大手キャリアの対応周波数は以下の通りです。
4G LTE バンド (周波数) | 1 (2100) | 3 (1700) | 8 (900) | 11 (1500) | 18 (800) | 19 (800) | 21 (1500) | 26 (800) | 28 (700) | 41 (2500) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ZenFone3 Max | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
docomo | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
au | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ WI MAX 2+ | ||||
SoftBank | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ AXGP |
ドコモに関しては、5バンドのうちバンド21以外の4バンドは全て対応しています。
ドコモ回線のSIMで広いエリアでLTE通信するためには800MHz(Band19)、いわゆるLTEプラチナエリアに対応している必要がありますが、ZenFone 3 Maxは両モデルとも対応しています。
次に、主に音声通話で利用する3Gの周波数帯について見ていきます。
ZenFone3 Maxの3G対応周波数と日本の大手キャリアの対応周波数は以下の通り。
3G バンド (周波数) | 1 (2100) | 6 (800) | 8 (900) | 9 (1700) | 11 (1500) | 19 (800) | au 3G BC0 (800) | au 3G BC6 (2000) (2100) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ZenFone3 Laser | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
docomo | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
au | ○ | ○ | ||||||
SoftBank | ○ | ○ | ○ |
ドコモに関しては、東名阪のみで利用できるバンド9以外は全て対応しています。
ZenFone3 Maxは特にドコモのSIMやドコモ系格安SIMを挿して利用する際に重要な、山間部や都市部の一部で利用されているFOMAプラスエリアの800MHz(Band6 / Band19)にも完全対応しています。
上記の通り、ZenFone3 Maxはドコモで購入できる端末と変わらないエリアで通話や通信が可能です。
また、ソフトバンクやワイモバイルのSIMについても、3G・4G LTEとも主要なバンドにしっかり対応しているので、ソフトバンク・ワイモバイルで購入できるスマホと同じエリアで通話・通信とも利用できます。
auのLTEプラチナバンドに対応だが挙動はモデルにより異なる。CDMA2000には非対応
auに関しては、4G LTEはバンド11以外の全てのバンドに対応しています。特に、auやau系格安SIMで広いエリアでLTE 通信するために重要なLTEプラチナバンド(Band18とBand26)に対応してるので、理論的にはau回線でも広いエリアでのLTE通信が可能です。
ただASUSの公式スペックでは、ZenFone 3 Maxの5.2インチモデルはauのSIMには非対応となっています。
対して、ZenFone 3 Maxの5.5インチモデルはauのVoLTEにも正式対応しています。
auのSIMで使いたい場合は、ZenFone MaxやZenFone 3 Maxの5.2インチモデルではなくZenFone 3 Maxの5.5インチモデルを選びましょう。
なお、auのVoLTEではない通常の3G通話で使われている通信規格「CDMA2000」についてはZenFone 3 Maxの2モデルとも対応していないので、au VoLTE SIMではない通常のSIMは一切使えない点には注意が必要です。
価格が安い
ZenFone3 Maxは、大容量バッテリーを搭載しながら5.2インチモデルは19,800円、5.5インチモデルでも27,800円と安い点もメリットとして挙げられます。バッテリーの持ちが最優先で、スペックはそこそこでよく安いスマホが欲しいという人はZenFone3 Maxを検討してみるといいでしょう。
ASUS ZenFone 3 Max 5.2インチモデル(ZC520TL)ならではの特徴
基本的には、ZenFone 3 Maxの5.5インチモデル(ZC553KL)の方がスペック的には優れていますが、ZC520TLならではのメリットもあるので以下にまとめておきます。ディスプレイサイズが5.2インチと小型化し片手操作しやすくなった
ZenFone3 Maxのディスプレイサイズは、前作のZenFone Maxの5.5インチから5.2インチに小型化しています。スマホを片手で操作する場合、5.5インチがギリギリのサイズになる人が多いと思いますが、5.2インチのZenFone3 Maxなら片手操作も楽に行えます。
また、ZenFone Maxは重さが202グラムだったのに対し、ZenFone3 Maxは148グラムとかなり軽くなっています。これは後ほど触れるバッテリー容量の変更が大きく影響していますが、軽くなったことも片手操作する人にとってはメリットです。
さらに、ZenFone3 Maxは戻る、ホーム、アプリ履歴のキーがソフトキーとなっています。
ZenFoneシリーズの戻る、ホーム、アプリ履歴の物理キーはキー同士の間隔が広いのがネックです。私は5.2インチのZenFone3を使っていますが、右手で持つ場合は一番左にある戻るキーが、左手で持つ場合はアプリ履歴キーが届きづらく押しにくいです。
ZenFone3 Maxのソフトキーは、こちらの画像を見比べると分かる通りキー同士の間隔が狭いため、手のサイズによっては親指を目いっぱい伸ばさないと届かないというこもなく片手操作はしやすいはずです。
ASUS ZenFone 3 Max 5.5インチモデル(ZC553KL)ならではの特徴
ZC553KLならではの特徴は以下の通りです。ディスプレイ解像度がフルHDに
ZenFone 3 Max 5.5インチモデル(ZC553KL)は、ディスプレイの解像度がアップしています。ZenFone MaxとZenFone 3 Max 5.2インチモデル(ZC520TL)はHDだったのに対し、ZenFone 3 Max 5.5インチモデル(ZC553KL)はフルHDです。
フルHDディスプレイを搭載したことで、ZenFone 3 Maxの5.5インチモデルは小さい文字もつぶれることなく、また写真などもより綺麗に表示されます。
CPUがSnapdragon 430にスペックアップ
ZenFone 3 Maxの5.5インチモデルは、ZenFone MaxやZenFone 3 Maxの5.2インチモデルに比べてCPU性能が高いのもメリットです。CPUの性能も含むスマホの総合的な実力を測る際に便利なベンチマークアプリ「AnTuTu」のスコアは以下の通り。
ZenFone Max:25000点台
ZenFone 3 Max 5.2インチモデル:29000〜30000点
ZenFone 3 Max 5.5インチモデル:42000〜44000点
ZenFone 3 Max 5.2インチモデル:29000〜30000点
ZenFone 3 Max 5.5インチモデル:42000〜44000点
ZenFone 3 Maxの5.5インチモデルに搭載されているSnapdragon 430が一番スコアが高いです。
ベンチマークスコアあくまでも参考程度ですが、スコアにこれだけ差があるならZenFone 3 Maxの5.5インチモデルが最もスムーズに動作するのは間違いないでしょう。
RAMは3GB、ROMは32GBと必要十分に
ZenFone MaxやZenFone 3 Maxの5.2インチモデルはRAMが2GB、ROMが16GBで、最近国内で発売されているSIMフリースマホの中ではRAM・ROMとも少ない部類に入ります。対して、ZenFone 3 Maxの5.5インチモデルはRAMが3GB、ROMも32GBと必要十分な容量にアップされました。
ZenFone 3 Maxの5.5インチモデルはCPUの性能もそこそこ高いので、3GBのRAMと合わせて複数のアプリを切り替えながら使うといった用途でも他の2機種より軽い動作が期待できます。
ZenFone MaxもZenFone 3 Maxの2機種もmicroSDカードに採用しているのでROMの容量はそこまで重要ではありません。
ですが、アプリは基本的にROMにインストールするので、スマホにゲームなどファイルサイズの大きいアプリをたくさんインストールしたいならROM容量の大きいZenFone 3 Maxの5.5インチモデルを選んだ方がいいでしょう。
au VoLTE SIMに対応。au回線でも通話が可能
先ほども触れましたが、ZenFone 3 Maxの5.5インチモデルはau VoLTE SIMに対応しています。通常のauのSIMではなくau VoLTE SIMを使えば、au回線でLTE通信だけでなく通話も利用できるのは5.5インチモデルならではのメリットです。
なお、これも先ほど説明した通り5.2インチモデルも5.5インチモデルと同じく多くのauのLTE周波数に対応していますが、au VoLTE SIMには対応していないので注意しましょう。
カメラ画素数は背面、前面ともアップ
ZenFone 3 Maxの5.5インチモデルは、背面カメラ・前面カメラとも画素数がアップしていて、他の2機種よりも綺麗に写真が撮れる可能性が高いです。ただ、私は格安スマホを10機種以上購入してカメラを試しましたが、スペックにふさわしい綺麗な写真が撮れる機種はほぼありません。
格安スマホのカメラスペックはほぼあてにならないので、ZenFone 3 Maxに関しても過度に期待はせずカメラはおまけ程度に思っておいたほうがいいと思います。
ZenFone3 Maxのデメリット・注意点
ZenFone3 Maxのメリットは上記の通りです。次に、ZenFone3 Maxのデメリットについてまとめます。バッテリー容量はZenFone Maxよりも少ない
ZenFone3 Maxはバッテリー容量が4100mAhとかなり大きい機種ですが、前作のZenFone Maxの5000mAhに比べると容量は少なくなっています。ZenFone Maxの連続待受時間は38日で、連続通話時間は37.6時間、Wi-Fi環境でのブラウジングも32.5時間とZenFone3 Maxを圧倒しています。
バッテリーのもちを最も重視するなら、ZenFone3 MaxよりもZenFone Maxの方がおすすめです。
デュアルSIMスロットが3G+4GのDSDS(デュアルスタンバイ)に非対応
ZenFone3やZenFone3 Deluxe、ZenFone3 Ultraなどは、2枚のSIMで3Gと4Gの同時待ち受け(デュアルスタンバイ)に対応しています。3Gと4Gで同時待ち受けできることで、例えば片方にドコモのカケホーダイプランのSIMを挿し、もう片方に格安SIMのデータ通信専用SIMを挿して安くでかけ放題と大量のデータ通信を利用したり、プライベート用と仕事用のSIMを1台のスマホに挿して使うこともできます。
デュアルスタンバイのメリットについてこちらをご覧ください。
シングルスタンバイ・デュアルスタンバイ・デュアルアクティブの違い
ZenFone3 MaxもZenFone3やZenFone3 Deluxeと同様2枚のSIMを挿せるデュアルSIM仕様ですが、3Gと4Gの同時待ち受けはできません。残念ですね。
ASUS ZenFone3 Maxの価格
5.2インチモデル(ZC520TL):19,800円5.5インチモデル(ZC553KL):27,800円
ASUS Shop
ASUS ZenFone 3 Max グレー(ZC520TL-GY16)
ASUS ZenFone 3 Max ゴールド(ZC520TL-GD16)
ASUS ZenFone 3 Max シルバー(ZC520TL-SL16)
ASUS ZenFone3 Maxの日本発売日
5.2インチモデル(ZC520TL):2017年1月14日5.5インチモデル(ZC553KL):2017年4月15日
ZenFone3 Max 5.2インチモデル(ZC520TL)を格安SIMとセットで購入できるMVNO
ZenFone3 Max 5.2インチモデル(ZC520TL)を格安SIMとセットで購入できるMVNOは以下の通りです。楽天モバイル
プラン | データSIM (SMSなし) | データSIM (SMSあり) | 通話SIM |
---|---|---|---|
ベーシックプラン (最大200kbps) | 525円 | 645円 | 1,250円 |
3.1GBプラン | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
5GBプラン | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 |
10GBプラン | 2,260円 | 2,380円 | 2,960円 |
20GBプラン | 4,050円 | 4,170円 | 4,750円 |
30GBプラン | 5,450円 | 5,520円 | 6,150円 |
一括価格:19,800円
分割価格:19,800円
楽天モバイルでは、ZenFone3 Maxが最大10,000円引きの9,800円から購入できるキャンペーンを開催中です。
ただし、このキャンペーンでは、本来は最低利用期間がないデータ通信SIMでも半年間の最低利用期間があり、期間内に解約すると9800円の解約金がかかる点には注意が必要です。
楽天モバイルは、利用料金を楽天市場など楽天のサービスを利用すると貯まる楽天スーパーポイントで支払うことができるのが特徴です。
楽天モバイルが料金を楽天ポイントで支払い可能に。手順と注意点まとめ。
また、ZenFone3 Maxの購入代金に楽天スーパーポイントを使うこともできるので、楽天のサービスをよく使っている人はZenFone3 Maxを安く入手することができます。
公式サイト
楽天モバイル
レビュー
楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT(アンリミット)の料金とメリット・デメリット総まとめ【9月】
キャンペーン情報
楽天モバイルのキャンペーン詳細と併用パターン、注意点まとめ【9月】
BIGLOBE SIM
高速通信容量 | データ通信SIM | データ通信SIM +SMS | 音声通話SIM | |
---|---|---|---|---|
音声通話スタートプラン | 1GB | - | - | 1,400円 |
3ギガプラン | 3GB | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
6ギガプラン | 6GB | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 |
12ギガプラン | 12GB | 2,700円 | 2,820円 | 3,400円 |
20ギガプラン | 20GB | 4,500円 | 4,620円 | 5,200円 |
30ギガプラン | 30GB | 6,750円 | 6,870円 | 7,450円 |
一括価格:なし
分割価格:19,680円
BIGLOBE SIMでは、3ギガプラン以上でZenFone3 Maxをセット購入すると、10,000円キャッシュバックされるキャンペーンを開催しています。
また、セキュリティセット・プレミアムを同時に申し込むと合計で1,200円割引されるキャンペーンも開催中です。
これらのキャンペーンを全て適用させると、ZenFone 3 Maxの5.2インチモデルが8,600円で購入できることになります。
BIGLOBE SIMは、60分までの通話が割安で利用できる「通話パック60」と3分以内の通話が回数制限なくかけ放題の「3分かけ放題」から、自分に合った方を選べるのが特徴です。
また、高速通信容量が6GBの6ギガプランは、他社の格安SIMと比べても安い方でコストパフォーマンスが高くなっています。
公式サイト
BIGLOBEモバイル
レビュー
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BIGLOBEモバイルのキャンペーン詳細と併用パターン、注意点まとめ【2月】
DMMモバイル
データ通信 SIM | データ通信 SIM+SMS (+150円) | 音声通話 SIM (+700円) | ||
---|---|---|---|---|
ライトプラン(無制限) | 440円 | 590円 | 1,140円 | |
高 速 通 信 容 量 | 1GB | 480円 | 630円 | 1,260円 |
2GB | 770円 | 920円 | 1,380円 | |
3GB | 850円 | 1,000円 | 1,500円 | |
5GB | 1,210円 | 1,360円 | 1,910円 | |
7GB | 1,860円 | 2,010円 | 2,580円 | |
8GB | 1,980円 | 2,130円 | 2,680円 | |
10GB | 2,190円 | 2,340円 | 2,890円 | |
15GB | 3,280円 | 3,430円 | 3,980円 | |
20GB | 3,980円 | 4,130円 | 4,680円 | |
最大受信速度 | 225Mbps | 225Mbps | 225Mbps | |
最大送信速度 | 50Mbps | 50Mbps | 50Mbps | |
制限時(高速通信OFF時)最大速度 | 200kbps | 200kbps | 200kbps |
一括価格:19,800円
分割価格:23,400円
DMMモバイルでは、新規契約時にかかる事務手数料3,000円が0円になるキャンペーンを開催しているので、実質16,800円で購入できることになります。
なお、DMMモバイルでZenFone3 Maxを分割で購入すると合計で23,400円と割高になる点には注意が必要です。
DMMモバイルは、プラン数の多さと料金の安さが特徴です。現在はDMMモバイルよりも安いプランを提供する格安SIMもありますが、DMMモバイルも全プラン最安値水準を維持しています。
公式サイト
DMMモバイル
レビュー
DMMモバイルを実際に使ってみた評価。こんな人におすすめ【2月】
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DMMモバイルのキャンペーン詳細と注意点まとめ【2月】
IIJmio
データ通信SIM | データ通信SIM+SMS | 通話対応SIM (みおふぉん) | |
---|---|---|---|
ミニマムスタートプラン (高速通信容量3GB) | 900円 | 1,040円 | 1,600円 |
ライトスタートプラン (高速通信容量6GB) | 1,520円 | 1,660円 | 2,220円 |
ファミリーシェアプラン (高速通信容量10GB) | 2,560円 | 2,700円~ | 3,260円~ |
一括価格:19,800円
分割価格:20,400円
現在月額料金が12ヶ月間にわたって400円割引(合計4,800円割引)されるキャンペーンを開催しているため、実質価格は15,000円~となります。
なお、IIJmioもDMMモバイルと同じく分割購入すると合計価格が20,400円と若干高くなります。
IIJmioは、高速通信容量を最大10回線でシェアできたり、家族間の通話が10分や30分まで定額でかけ放題になるオプションがあるなど、家族で使う場合にメリットが多い格安SIMです。
公式サイト
IIJmio(みおふぉん)
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IIJmioのキャンペーン詳細と併用パターン、注意点まとめ【10月】
ZenFone3 Max 5.5インチモデル(ZC553KL)を格安SIMとセットで購入できるMVNO
ZenFone3 Max 5.5インチモデル(ZC553KL)を格安SIMとセットで購入できるMVNOは以下の通りです。NifMo
データ通信専用SIM | SMS付きデータ通信専用SIM (+150円) | 音声通話対応SIM (+700円) | |
---|---|---|---|
1.1GBプラン | ※2018/2/28で提供終了 | ※2018/2/28で提供終了 | ※2018/2/28で提供終了 |
3GBプラン | 900円 | 1,050円 | 1,600円 |
7GBプラン | 1,600円 | 1,750円 | 2,300円 |
13GBプラン | 2,800円 | 2,950円 | 3,500円 |
一括価格:26,667円
分割価格:26,667円
NifMoでは、ZenFone 3 Maxをセットで購入すると最大で21,200円キャッシュバックされるキャンペーンを開催しています。
キャッシュバックを適用させた実質価格は5,400円程度とかなり安くなります。
また、NifMoはNifMoバリュープログラムを活用することで月額料金をさらに安くすることができます。
NifMoバリュープログラムを試してみた。3GBプランが0円で運用可能です。
ZenFone 3 Maxをできるだけ安く入手して、かつ毎月の料金も安く済ませたい人にはNifMoがおすすめです。
公式サイト
NifMo
レビュー
NifMo ニフモの速度レビューと評価・メリット・デメリットまとめ【2月】
キャンペーン情報
NifMoニフモキャッシュバックキャンペーン詳細と注意点まとめ【2月】
BIGLOBE SIM
高速通信容量 | データ通信SIM | データ通信SIM +SMS | 音声通話SIM | |
---|---|---|---|---|
音声通話スタートプラン | 1GB | - | - | 1,400円 |
3ギガプラン | 3GB | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
6ギガプラン | 6GB | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 |
12ギガプラン | 12GB | 2,700円 | 2,820円 | 3,400円 |
20ギガプラン | 20GB | 4,500円 | 4,620円 | 5,200円 |
30ギガプラン | 30GB | 6,750円 | 6,870円 | 7,450円 |
一括価格:なし
分割価格:27,600円
BIGLOBE SIMでは、5.2インチモデルと同じく3GBプラン以上でZenFone 3 Maxの5.5インチモデルをセット購入すると10,000円キャッシュバックされるキャンペーンが適用されます。
また、セキリティセット・プレミアムの同時申し込みで合計1,200円割引されるキャンペーンも利用可能です。
さらに、5.5インチモデルは簡単なアンケートに回答するだけで3,000円キャッシュバックされるキャンペーンも開催されているので、これらのキャンペーンを全て適用すると実質価格は13,400円となります。
公式サイト
BIGLOBEモバイル
レビュー
BIGLOBEモバイルの速度と使ってみた評価。こんな人におすすめ【2月】
キャンペーン情報
BIGLOBEモバイルのキャンペーン詳細と併用パターン、注意点まとめ【2月】
DMMモバイル
データ通信 SIM | データ通信 SIM+SMS (+150円) | 音声通話 SIM (+700円) | ||
---|---|---|---|---|
ライトプラン(無制限) | 440円 | 590円 | 1,140円 | |
高 速 通 信 容 量 | 1GB | 480円 | 630円 | 1,260円 |
2GB | 770円 | 920円 | 1,380円 | |
3GB | 850円 | 1,000円 | 1,500円 | |
5GB | 1,210円 | 1,360円 | 1,910円 | |
7GB | 1,860円 | 2,010円 | 2,580円 | |
8GB | 1,980円 | 2,130円 | 2,680円 | |
10GB | 2,190円 | 2,340円 | 2,890円 | |
15GB | 3,280円 | 3,430円 | 3,980円 | |
20GB | 3,980円 | 4,130円 | 4,680円 | |
最大受信速度 | 225Mbps | 225Mbps | 225Mbps | |
最大送信速度 | 50Mbps | 50Mbps | 50Mbps | |
制限時(高速通信OFF時)最大速度 | 200kbps | 200kbps | 200kbps |
一括価格:27,800円
分割価格:32,844円(税込35,472円)
DMMモバイルでは、5.2インチモデルと同じく新規契約時の事務手数料3,000円が0円になるキャンペーンが適用されるので、一括購入なら実質24,800円で購入できます。
分割に関しては、一括価格よりも5,000円ほど高いためキャンペーンを適用しても割高です。
分割購入でZenFone 3 Maxを購入予定の場合は、DMMモバイル以外での検討をおすすめします。
公式サイト
DMMモバイル
レビュー
DMMモバイルを実際に使ってみた評価。こんな人におすすめ【2月】
キャンペーン情報
DMMモバイルのキャンペーン詳細と注意点まとめ【2月】
まとめ。ZenFone3 Maxは安くて大容量バッテリーのスマホを探しているならおすすめ。
ZenFone3 Maxは、格安の価格設定ながら4100mAhの大容量バッテリーを搭載しているのが最大のメリットです。また、低価格ながら指紋認証センサも搭載しており、使い勝手においても前作のZenFone Maxを上回ります。
なお、ZenFone3 Maxは3Gと4Gのデュアルスタンバイに対応しないため、SIMを2枚挿して同時待ち受けで使うことはできない点には注意しましょう。
ZenFone3 Maxは、スペックは最低限でよく安くて大容量バッテリーのスマホを探している人は検討してみるといいでしょう。