ソフトバンク(SoftBank)回線の格安SIM MVNO比較とおすすめ【11月】

softbank-mvno
現在、格安SIMの多くはドコモ回線やau回線が使われていますが、最近はソフトバンク(SoftBank)回線を使ったものも徐々に増えてきています。

そこでこのページでは、ソフトバンクの回線を使っている格安SIM(MVNO)8社を比較しています。

また、ソフトバンク回線の格安SIMはSIMによってSIMロック解除の要・不要など微妙に異なるので、注意すべき点もまとめています。参考にしてみてください。

目次


ソフトバンク系の格安SIM(MVNO)一覧

このページで比較する、ソフトバンク回線を利用した格安SIMは以下の通りです。
・b-mobile S
・nuroモバイル ソフトバンク回線
・U-mobile S
・スマモバ(S)プラン
・LINEモバイル
・mineo Sプラン
・Hitスマホ
・ANA Phone
・ワイモバイル(Y!mobile)
U-mobile Super(新規受付終了)

比較の前に、ソフトバンク系の格安SIMには特徴や注意点がいくつかあるので先にまとめておきます。


Hitスマホ・ANA Phoneについて

まず、HitスマホとANA Phoneの特徴と注意点です。


ソフトバンクの回線を利用

HitスマホとANA Phoneは、ソフトバンクの子会社でMVNO事業を行うSBパートナーズと協業して提供されている格安SIMです。
sbpartners-logo
回線はソフトバンクを使っています。


ソフトバンクの端末が使えるか不明。基本はセット購入する端末で使う

この2社の回線はソフトバンクなので、SIMロックがかかったソフトバンク端末もそのまま使えそうですが実際は使えるかどうか分かりません。

この2社はすべてスマホやタブレットをセットで購入するのが前提のため、基本的にはセットの端末にSIMを挿して使います。


b-mobile SとU-mobile S、nuroモバイル、スマモバ(S)プラン、LINEモバイル ソフトバンク回線、mineo Sプランについて

次に、b-mobile SとU-mobile S、nuroモバイル、スマモバ(S)プラン、LINEモバイル ソフトバンク回線、mineo Sプランの特徴と注意点です。


ソフトバンクの回線を利用

b-mobile SとU-mobile S、nuroモバイル、スマモバ(S)プラン、LINEモバイル ソフトバンク回線、mineo Sプランはソフトバンク回線を利用しています。

5社ともSBパートナーズを介しておらず、b-mobile SとU-mobile S、スマモバ(S)プランはb-mobile Sがソフトバンクと相互接続して提供されていて、nuroモバイル ソフトバンク回線とLINEモバイル ソフトバンク回線、mineo Sプランはb-mobile Sとは別にソフトバンクと相互接続しているのが、HitスマホやANA Phoneと大きく異なる点です。

そのため、b-mobile Sの回線を使っているU-mobile Sとスマモバ(S)プランのサービス内容はb-mobile Sとほぼ同じで、通信速度もb-mobile Sの影響を受けるため基本的には同じ水準になります。

対して、nuroモバイルとLINEモバイル ソフトバンク回線、mineo Sプランはb-mobile Sの回線を使ったSIMとは対応しているサービス内容などが若干異なります。


ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneやiPadをSIMロック解除不要で利用できる

b-mobileはソフトバンクとのMVNO事業に関する交渉の中で、ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneをSIMロック解除不要で利用できるように働きかけてきました。

紆余曲折あったものの、最終的にはb-mobileの要望が実現しb-mobile SとU-mobile S、スマモバ(S)プランのSIMならSIMロックがかかったままのiPhoneとiPadで利用できます。
b-mobile-s1

また、nuroモバイル ソフトバンク回線とLINEモバイル ソフトバンク回線、mineo Sプランもb-mobile S系の格安SIMと同じくソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneやiPadで使えます。

さらに、nuroモバイルとLINEモバイル ソフトバンク回線、mineo SプランはiPhone・iPadだけでなく、2017年8月以降に発売されたソフトバンクの端末なら公式にiPhoneに限らずAndroid端末でもSIMロックがかかったまま使えます。


テザリングも利用可能

ソフトバンクのSIMロック解除なしでiPhoneとiPadが使えるb-mobile Sとnuroモバイル、LU-mobile S、スマモバ(S)プランは当初はソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneではテザリングが使えませんでした。
b-mobile-s2

ですが、2018年1月22日に総務省で開催されたた「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」の第3回会合で、ソフトバンクが2018年春をめどに同社の回線を利用するMVNOサービスでもテザリングを利用できるように機能を開放することを明らかにしました。
mvno-softbank-tethering-open

そして、2018年4月11日からb-mobile Sが、2018年4月16日からU-mobile Sが、2018年4月25日からはnuroモバイル ソフトバンク回線がSIMロックがかかったiPhoneでもテザリングが利用できるようになりました。よくある質問でもテザリングが使えると明記されています。
b-mobile-s-tethering-available1
u-mobile-s-ios-tethering2

ただ、同じb-mobile Sの回線を使っているスマモバ(S)プランは現時点ではテザリングが利用不可となっています。

LINEモバイル ソフトバンク回線とmineo Sプランは、サービス開始当初からテザリングが利用できます。

なお、ソフトバンクの端末すべてがテザリングできるわけではなく、テザリングができないものも中にはあるので、契約予定の格安SIMの公式サイトでSIMを挿す予定の端末がテザリングができるかどうかの確認をおすすめします。

ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneでテザリングも利用したい場合は、b-mobile SかU-mobile S、nuroモバイル、LINEモバイル、mineoを契約しましょう。


b-mobile SとU-mobile S、スマモバ(S)プランはAndroidでは使えないことになっているが…

b-mobile SとU-mobile S、スマモバ(S)プランはiPhoneとiPad専用の格安SIMで、Androidスマホやタブレットには対応していないとされています。
b-mobile-s3

ですが、b-mobile SとU-mobile SそれぞれのAPN情報をAndroid端末に設定することで通信は可能です。
u-mobile-s-android11

また、U-mobile Sに関してはiPhoneとiPadではできないテザリングもAndroid端末なら利用できます。
b-mobile S 990ジャストフィットSIMはAndroidで利用可。テザリングもOK。

b-mobile S 190 Pad SIMはAndroidでも使える。テザリングも可。

U-mobile SはAndroidスマホでテザリングも利用可能。APN情報まとめ。

これはあくまでも非公式なので自己責任になりますが、現時点では私もAndroidスマホで使えているので興味のある人は試してみてください。

なお、スマモバ(S)プランに関してはAndroidで使えるか、またテザリングできるかは確認していないため分かりません。


SMSありのデータ通信SIMがあるのはLINEモバイルとmineo

b-mobile SとU-mobile S、スマモバ(S)プラン、nuroモバイル ソフトバンク回線、LINEモバイル ソフトバンク回線、mineo Sプランは音声通話機能のついていないデータ通信SIMを契約することができます。

ただ、b-mobile SとU-mobile S、スマモバ(S)プラン、nuroモバイル ソフトバンク回線で選べるのはSMS機能のないデータ通信SIMだけでSMSありのデータ通信SIMは選べず、SMSの認証が必要なゲームアプリなどは使えません。
b-mobile-s4
対して、LINEモバイル ソフトバンク回線とmineo SプランではSMSありのデータ通信SIMが提供されています。

ソフトバンク回線の格安SIMを挿す端末でSMSの認証が必要なアプリを使う場合は、LINEモバイルのソフトバンク回線かmineo Sプランを選びましょう。


音声通話SIMが選べるのはb-mobile Sとnuroモバイル、LINEモバイル、mineo Sプラン

当初、b-mobile SとU-mobile S、スマモバ(S)プランで残念なのが音声通話SIMを選べない点でした。

ですが、b-mobile Sの音声通話SIM「スマホ電話SIM」が2017年8月16日に発売され、その後月額料金が990円から利用できる「990 ジャストフィットSIM」も発売されました。
b-mobile-s-calling1
さらに、nuroモバイル ソフトバンク回線とLINEモバイル ソフトバンク回線、mineo Sプランにも、初めから音声通話SIMがあります。

スマホ電話SIM、990 ジャストフィットSIM、nuroモバイル ソフトバンク回線、LINEモバイル ソフトバンク回線、mineo Sプランの音声通話SIMは、すべてもちろんソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneで利用できます。

U-mobile Sとスマモバについては、現時点では音声通話SIMは発売されていません。


ワイモバイルとU-mobile SUPERについて

次に、ワイモバイルとU-mobile SUPERの特徴と注意点です。
※U-mobile SUPERは新規受付を終了しました。


ワイモバイルの回線を利用

ワイモバイルはソフトバンクの格安SIMという位置付けなので、イメージとしてはソフトバンクの回線をそのまま使っているように感じます。

ワイモバイルの通話や通信できるエリアもソフトバンクとほぼ同じですが、ワイモバイルの回線はソフトバンクとは異なります。

ワイモバイルは自社の回線を利用していて、U-mobile SUPERはそのワイモバイルの回線を借りて運営・SIMが提供されています。
ymobile-logo

ちなみに、以前はロケットモバイルもプレミアムプランという名称でワイモバイル回線を使ったプランを提供していましたが、現在は公式サイトにも情報が全くないため現在は受付していないようです。


ソフトバンクのスマホを使う場合はSIMロック解除が必要

上記の通り、ワイモバイルの回線はソフトバンク回線とは違うため、SIMロックがかかったソフトバンクの端末にワイモバイルのSIMを挿しても通話・通信ともできません。
y-mobile-softbank

ソフトバンクの端末をワイモバイルやU-mobile SUPERのSIMで使うには、SIMロックの解除が必要です。


ソフトバンク系の格安SIM(MVNO)の料金比較

ソフトバンク回線(ワイモバイル回線)を使った格安SIMの料金を比較してみます。


データ通信SIM

 100MB200MB500MB1GB2GB3GB4GB5GB
b-mobile S
(190 Pad SIM)
190円540円890円1,240円1,590円1,940円
LINEモバイル ソフトバンク回線500円1,110円 ※11,640円 ※1
mineo Sプラン790円990円
nuroモバイル ソフトバンク回線500円980円
U-mobile S880円1,580円
スマモバ(S)プラン1,580円2,480円

 6GB7GB8GB9GB10GB13GB20GB30GB
b-mobile S
(190 Pad SIM)
2,290円2,640円2,990円3,340円3,690円
LINEモバイル ソフトバンク回線2,300円 ※12,640円 ※1
mineo Sプラン1,670円2,610円5,030円6,950円
nuroモバイル ソフトバンク回線2,300円2,980円
U-mobile S2,980円4,980円
スマモバ(S)プラン3,980円5,480円
※1 SMS付きデータ通信SIMの料金(SMSなしデータ通信SIMが提供されていないため)


通話SIM

 200MB500MB1GB2GB3GB4GB5GB6GB7GB8GB9GB
b-mobile S
(スマホ電話SIM)
1,950円2,300円2,650円3,000円3,350円
b-mobile S
(990 ジャストフィットSIM)
990円1,490円1,990円2,490円2,990円3,490円3,990円4,490円4,990円
LINEモバイル ソフトバンク回線1,200円1,690円2,220円2,880円
mineo Sプラン1,750円1,950円2,630円
nuroモバイル ソフトバンク回線1,200円1,680円3,000円
Hitスマホ
Hit net TV!加入者
1,580円1,980円
Hitスマホ
Hit net TV!未加入者
1,980円2,380円
ANA Phone
スマ放題ライト
7,000円
ANA Phone
スマ放題
6,500円8,000円
ワイモバイル1,980円※12,980円※2
U-mobile
SUPER
1,980円2,980円

 10GB11GB12GB13GB14GB15GB20GB21GB30GB
b-mobile S
(990 ジャストフィットSIM)
5,490円5,840円6,190円6,540円6,890円7,240円
LINEモバイル ソフトバンク回線3,220円
mineo Sプラン3,570円5,030円6,950円
nuroモバイル ソフトバンク回線3,680円
Hitスマホ
Hit net TV!加入者
2,980円
Hitスマホ
Hit net TV!未加入者
3,380円
ANA Phone
スマ放題ライト
8,000円10,000円
ANA Phone
スマ放題
9,000円11,000円
ワイモバイル
(音声通話SIM)
4,980円※4
U-mobile
SUPER
4,980円

※1 利用開始月から12ヶ月間の料金で13ヶ月目からは2,980円。高速通信容量は2年間は3GBで2年を超えると2GBに減量。

※2 利用開始月から12ヶ月間の料金で13ヶ月目からは3,980円。高速通信容量は2年間は9GBで2年を超えると6GBに減量。

※3 利用開始月から12ヶ月間の料金で13ヶ月目からは5,980円。高速通信容量は2年間は21GBで2年を超えると14GBに減量。



ソフトバンクで購入した端末をSIMロック解除なしで利用するSIMをコストパフォーマンス重視で選ぶなら、データ通信SIMはLINEモバイルで音声通話SIMは1GB未満ならb-mobile SのジャストフィットSIM、1GB以上ならLINEモバイルがおすすめです。

SIMロック解除できる端末で音声通話SIMの契約を検討しているなら、比較的安くて常に通信速度が速いワイモバイルも選択肢としてありです。


ソフトバンク系の格安SIM(MVNO)の特徴を比較

ここからは、上記の料金比較もふまえてソフトバンク回線を使った格安SIMの特徴を解説・比較します。

なお、U-mobileはU-mobile SUPER(新規受付終了)とU-mobile Sを提供していますが、どちらもサービス内容は全く異なるため別のSIMとして見ていきます。


b-mobile S

月額料金(データ)【190 Pad SIM】
~100MB:190円
~1GB:540円
~2GB:890円
~3GB:1,240円
~4GB:1,590円
~5GB:1,940円
~6GB:2,290円
~7GB:2,640円
~8GB:2,990円
~9GB:3,340円
~10GB:3,690円
月額料金 (音声通話)【スマホ電話SIM】
1GB:2,450円
2GB:2,800円
3GB:3,150円
4GB:3,500円
5GB:3,850円


【990 ジャストフィットSIM】
~1GB:990円
~2GB:1,490円
~3GB:1,990円
~4GB:2,490円
~5GB:2,990円
~6GB:3,490円
~7GB:3,990円
~8GB:4,490円
~9GB:4,990円
~10GB:5,490円
~11GB:5,840円
~12GB:6,190円
~13GB:6,540円
~14GB:6,890円
~15GB:7,240円
初月の月額料金満額請求通話料金20円/30秒
・通話5分かけ放題を契約してb-mobile電話アプリからの発信で5分までの通話が回数制限なくかけ放題

・5分を超えた通話もb-mobile電話アプリからの発信で半額の10円/30秒
最低利用期間 (データ)【190 Pad SIM】
なし
最低利用期間 (音声通話)【スマホ電話SIM】
なし

【990 ジャストフィットSIM】
利用開始日から5ヶ月
解約金 (データ)【190 Pad SIM】
なし
解約金 (音声通話)【スマホ電話SIM】
なし

【990 ジャストフィットSIM】
8,000円
即日MNP-MNP転出手数料3,000円
パケットの翌月繰越不可高速・低速の速度切替なし
低速時のバースト転送なし3日速度制限なし
容量追加(チャージ)なし3G専用端末不可
家族割なしパケットシェアなし
スマホセットなしスマホセット故障時補償なし
サポートオプションなしセキュリティオプションなし
公衆無線LANなし通信速度普通

b-mobile Sは、日本通信がソフトバンクと直接交渉して発売した、ソフトバンクのiPhoneシリーズをSIMロックの解除不要で利用できる格安SIMです。

b-mobile Sがなければ、以下に解説するU-mobile Sやスマモバ(S)プランは発売されることはありませんでした。

b-mobile Sは、U-mobile S・スマモバ(S)プランと違ってデータ通信SIMだけでなく音声通話SIMの「スマホ電話SIM」と「990 ジャストフィットSIM」を選べるのが特徴です。

スマホ電話SIMは、ひと月に使える高速通信容量をあらかじめ決めるプランではなく、1GB~5GBまでで使った分だけ支払うプランとなっています。
 5分かけ放題オプションなし5分かけ放題オプションあり
1GB1,950円2,450円
2GB2,300円2,800円
3GB2,650円3,150円
4GB3,000円3,500円
5GB3,350円3,850円

スマホ電話SIMの月額料金を見てみると、他のソフトバンク系格安SIMに比べて割高ではありますが、1GBから5GBまでと比較的少なめの容量を選べる点と、5分以内の通話がかけ放題になるオプションも込みで使える点がメリットです。

また、一般的な音声通話つきの格安SIMには半年~1年程度の最低利用期間と8,000円~9,800円程度の解約金がありますが、スマホ電話SIMには最低利用期間・解約金ともなくいつでも気軽に解約できるのも大きなメリットとなっています。

スマホ電話SIMの詳細はこちらをご覧ください。
b-mobile Sの通話SIM「スマホ電話SIM」速度レビューと特徴、注意点まとめ

990 ジャストフィットSIMは1GBから15GBまでで使った分だけ支払うプランで、料金が安めなのが特徴です。
高速通信容量料金
1GBまで990円
2GBまで1,490円
3GBまで1,990円
4GBまで2,490円
5GBまで2,990円
6GBまで3,490円
7GBまで3,990円
8GBまで4,490円
9GBまで4,990円
10GBまで5,490円
11GBまで5,840円
12GBまで6,190円
13GBまで6,540円
14GBまで6,890円
15GBまで7,240円
15GB以降7,240円
※速度が最大200kbpsに制限される

特に、1GBまでなら音声通話SIMながら990円と1,000円を下回っているのが最大のメリットとなっています。

1,000円以下の維持費で使える音声通話SIMにドコモ系の格安SIMの0 SIM(月額700円~)がありますが、0 SIMは通信速度が遅すぎて使い物にならないのがデメリットです。

対して、990 ジャストフィットSIMはサービス開始当初に比べると速度は落ちていて体感でお遅く感じることがあるものの、現時点では0 SIMに比べれば速度は出ているので、音声通話SIMで実用性を重視しつつ安く済ませたいなら990 ジャストフィットSIMはおすすめです。

b-mobile Sと0 SIMを含む格安SIMの速度比較はこちらをご覧ください。
格安SIM MVNO 格安スマホの通信速度比較。速いのは?-体感速度動画あり-【2018年9月3日実測】
体感速度の比較動画はこちら。

スマホ電話SIMと990 ジャストフィットSIMの違いは最低利用期間と解約金です。

スマホ電話SIMは前述のとおり最低利用期間も解約金もないのに対し、990 ジャストフィットSIMには利用開始日から5ヶ月間の最低利用期間があり、期間内に解約すると8,000円の解約金がかかります。

料金が少し高くてもいいからいつでも解約できるSIMが希望ならスマホ電話SIMが、長期的に利用予定でできるだけ毎月のスマホ料金を安く済ませるのが希望なら990 ジャストフィットSIMがおすすめです。


b-mobile Sのデータ通信SIMは「190 Pad SIM」という商品名で提供されています。

190 Pad SIMは1GBから10GBまで使った分だけ支払うプランで、たくさん通信すると割高になるため通信量が少なめの人におすすめです。
 データ通信SIM
(SMSなし)
100MBまで190円
1GBまで540円
2GBまで890円
3GBまで1,240円
4GBまで1,590円
5GBまで1,940円
6GBまで2,290円
7GBまで2,640円
8GBまで2,990円
9GBまで3,340円
10GBまで3,690円
10GB以降3,690円
(速度が最大200kbpsに制限される)

特に、毎月の料金が最安190円だけで済むのが190 Pad SIMの最大のメリットです。

b-mobile Sのメリットとして、先ほども触れた通りテザリングが使える点が挙げられます。

同じb-mobile Sの回線を使っているスマモバ(S)プランは、現時点ではソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneではテザリングが使えません。

SIMロックありのiPhoneでテザリングを使いたい場合は、b-mobile Sはおすすめです。


b-mobile Sは、通信速度がそこそこ速いのもメリットです。

格安SIMは大手キャリアのSIMに比べて通信速度が落ちるのがデメリットですが、b-mobile Sは基本的にはソフトバンクのiPhone限定のSIMで対象者が限られるため契約者もそこまで増えていないようで、発売当初から現在に至るまで格安SIMの中ではそこそこの速さを維持しています。

特に、一般的な格安SIMの速度が極端に落ちる平日12時台でも、b-mobile Sは体感速度がそこまで遅くはないです。

※2018/10/4追記
b-mobile Sは以前に比べると速度が落ちていて、平日昼間などでは体感でも遅く感じることがある状況です。

詳しくはこちらをご覧ください。
格安SIM MVNO 格安スマホの通信速度比較。速いのは?-体感速度動画あり-【2018年9月3日実測】
余った高速通信容量を翌月に繰り越せなかったりひと月に使える高速通信容量を使い切った場合に容量追加(チャージ)ができないなど今後のサービス改善の余地はまだありますが、今できないことを理解した上で使うなら音声通話SIMは990円、データ通信SIMは190円という負担の少ない維持費で利用できるb-mobile Sは検討してみる価値はあります。

ただ、2018年7月2日から提供が始まったLINEモバイル ソフトバンク回線も全体的に料金が安くて翌月繰り越しやチャージも可能、LINEのID検索など多くのLINE独自の機能が使える、ソフトバンクの子会社のため常に速い速度が維持される可能性が高い、キャンペーンが充実しているなどb-mobile Sを上回るサービス内容のため、b-mobile Sの最低料金にこだわらないならLINEモバイルのソフトバンク回線がおすすめです。

LINEモバイルのソフトバンク回線の詳細はこちら

公式サイト(スマホ電話SIM)
b-mobile S スマホ電話SIM
スマホ電話SIMのレビュー・詳細
b-mobile Sの通話SIM「スマホ電話SIM」速度レビューと特徴、注意点まとめ

公式サイト(ジャストフィットSIM)
b-mobile S 990ジャストフィットSIM
ジャストフィットSIMのレビュー・詳細
b-mobile S 990 ジャストフィットSIMのレビューと速度まとめ。

公式サイト(190 Pad SIM)
b-mobile S 190PadSIM
190 Pad SIMのレビュー・詳細
b-mobile S 190 Pad SIMの速度レビューと特徴、注意点まとめ。


U-mobile S

u-mobile-s
月額料金(データ)
1GB:880円
3GB:1,580円
7GB:2,980円
30GB:4,980円
月額料金 (音声通話)なし
初月の月額料金満額請求通話料金-
最低利用期間 (データ)なし最低利用期間 (音声通話)-
解約金 (データ)なし解約金 (音声通話)-
即日MNP-MNP転出手数料-
パケットの翌月繰越不可高速・低速の速度切替なし
低速時のバースト転送なし3日速度制限なし
容量追加(チャージ)なし3G専用端末不可
家族割なしパケットシェアなし
スマホセットなしスマホセット故障時補償なし
サポートオプションなしセキュリティオプションなし
公衆無線LANなし通信速度速い

先ほども触れた通り、U-mobile Sはb-mobile Sの回線を借り受けてSIMを提供しています。

そのため、b-mobile SとU-mobile Sは選べるプランや月額料金、テザリングの対応などその他サービスの内容もほとんど同じですが、大きく異なるのがU-mobile Sには現時点では音声通話SIMがない点です。

また、データ通信SIMで比較してもU-mobile Sはb-mobile Sの開幕SIMと同じで、30GBプラン以外はb-mobile Sの190 Pad SIMが安いので、現時点ではU-mobile Sを選ぶメリットが特にありません。

U-mobile Sを検討している場合は、b-mobile SとLINEモバイル ソフトバンク回線も含めての再度検討してみることをおすすめします。

公式サイト
U-mobile
U-mobile Sのレビュー・詳細
U-mobile Sの料金と特徴、注意点まとめ。ソフトバンク回線の格安SIM。

キャンペーン詳細
U-mobile(ユーモバイル)のキャンペーン詳細と注意点まとめ【2月】

スマモバ(S)プラン

smamoba-softbank
月額料金(データ)
1GB:1,580円
3GB:2,480円
7GB:3,980円
30GB:5,480円
月額料金 (音声通話)なし
初月の月額料金満額請求通話料金-
最低利用期間 (データ)24ヶ月間最低利用期間 (音声通話)-
解約金 (データ)9,800円解約金 (音声通話)-
即日MNP-MNP転出手数料-
パケットの翌月繰越不可高速・低速の速度切替なし
低速時のバースト転送なし3日速度制限なし
容量追加(チャージ)なし3G専用端末不可
家族割なしパケットシェアなし
スマホセットなしスマホセット故障時補償なし
サポートオプションなしセキュリティオプションなし
公衆無線LANなし通信速度速い

スマモバ(S)プランは、先ほども解説した通りU-mobile Sと同じb-mobile Sの回線を使っている格安SIMです。

ただし、最低利用期間と解約金、月額料金に関する内容がb-mobile S・U-mobile Sとは全く異なっています。
 b-mobile S
U-mobile S
スマモバ(S)プラン
最低利用期間なし24ヶ月間
解約金なし9,800円
1GB880円1,580円
3GB1,580円2,480円
7GB2,980円3,980円
30GB4,980円5,480円

b-mobile SとU-mobile Sのデータ通信SIMは最低利用期間や解約金はありませんが、スマモバ(S)プランには24ヶ月という長い最低利用期間があり最低利用期間内に解約した場合は9,800円の解約金がかかります。

また、月額料金もスマモバ(S)プランがb-mobile SとU-mobile Sより500円~1,000円高いです。

サービス内容や通信速度は3社とも同じなので、現時点でスマモバ(S)プランを選ぶメリットは全くありません。他のSIMを選びましょう。

公式サイト
スマモバ(S)プラン|【スマモバ】格安SIM 格安スマホ 高速通信


LINEモバイル ソフトバンク回線

月額料金(データ)
1GB:500円
3GB:1,110円
5GB:1,640円
7GB:2,300円
10GB:2,640円
月額料金 (音声通話)
1GB:1,200円
3GB:1,690円
5GB:2,220円
7GB:2,880円
10GB:3,220円
初月の月額料金無料通話料金20円/30秒
・10分かけ放題(月額880円)+いつでもでんわアプリからの発信で10分までの通話が回数制限なくかけ放題

・10分を超えた通話もいつでもアプリからの発信で半額の10円/30秒
最低利用期間 (データ)なし最低利用期間 (音声通話)利用開始日の翌月を1ヶ月目として12ヶ月目の末日
解約金 (データ)なし解約金 (音声通話)9,800円
即日MNPMNP転出手数料3,000円
パケットの翌月繰越あり高速・低速の速度切替なし
低速時のバースト転送なし3日速度制限なし
容量追加(チャージ)あり3G専用端末不可
家族割なしパケットシェアなし
スマホセットありスマホセット故障時補償あり
サポートオプションなしセキュリティオプションあり
公衆無線LANあり(月額200円)通信速度速い

LINEモバイル ソフトバンク回線は、b-mobile Sの回線ではなくLINEモバイルがソフトバンクと直接相互接続しているのが特徴です。

そのため、nuroモバイル ソフトバンク回線はb-mobile Sの回線を使った格安SIMが対応していないサービスや機能も利用できます。

例えば、b-mobile SやU-mobile S、スマモバ(S)プランは高速通信容量を使い切ってしまった後に容量追加購入(チャージ)できないのに対し、LINEモバイル ソフトバンク回線では追加チャージが可能です。

また、b-mobile SやU-mobile S、スマモバ(S)プランでは利用できない余った高速通信容量の翌月繰り越しもLINEモバイル ソフトバンク回線なら利用できます。

さらに、LINEモバイル ソフトバンク回線は自分の高速通信容量を他のLINEモバイルユーザーにプレゼントする「データプレゼント」に対応しているだけでなく格安SIMの中で唯一LINE ID検索ができる機能、LINE Payカードによる支払いなどLINEモバイルの独自機能のほとんどに対応しています。

LINEモバイルの最大の特徴であるLINEとTwitter、Facebook、Instagramが使い放題の「データフリー(旧称カウントフリー)」に関しても、もちろんLINEモバイルのソフトバンク回線で利用できます。

LINEモバイルはソフトバンクの子会社であるのがb-mobile S系のSIMやnuroモバイルと大きく異なる点で、ソフトバンクの子会社として恩恵を受ける可能性が高いのが通信速度です。

格安SIMは大手キャリアから有料で帯域を借り、その帯域内でユーザーは通信します。

格安SIMは低料金で提供されているため帯域を多く確保するための資金の余裕がないことが多く、それがユーザーの多さに対して帯域が少なすぎる状況の原因になり通信速度が遅くなってしまうことがよくあります。

LINEモバイルのソフトバンク回線はソフトバンクから帯域を借りるのは他の格安SIMと同じでコストがかかりますが、LINEモバイルと同じグループのソフトバンクは利益になるのでグループとしては収益はプラスマイナスゼロとなります。

つまりグループ内でお金を回している状況のため、LINEモバイルのソフトバンク回線はやろうと思えば帯域を増やすための回線増強を積極的に行えるということです。

他の格安SIMに比べてあまりにも露骨に速度が速くなってしまうと多方面から指摘が入るかもしれませんが、例えばほとんどの格安SIMが特に速度が落ちる平日12時台などでもストレスなく通信できる程度の速度が出る可能性は十分にありえます。

現実に、LINEモバイルの代表取締役社長である嘉戸彩乃氏は、LINEモバイルのソフトバンク回線の発表で通信速度の速さをアピールしています。

2018年8月2日からは速度の実測値をウェブサイトで公開し、また1回でも速度が1Mbpsを下回った場合はユーザー全員に1GBプレゼントする「格安スマホ最速チャレンジキャンペーン」を開催するなどかなり速度には自信を持っている印象です。
※2018年12月31日でキャンペーンは終了し、2019年8月現在は以前より速度は落ちているものの他のソフトバンク回線に比べるとそこそこ快適に通信できる速度が出ています。

上記の点からも、LINEモバイル ソフトバンク回線は他のソフトバンク系格安SIMに比べて十分な速度が維持されるかもしれません。

私も実際にLINEモバイルのソフトバンク回線を契約して使っています。

2019年2月現在、平日12時台はウェブサイトの画像やSNSの画像表示に時間がかかっているものの、SNSに関してはストレスを感じるほどの遅さではありません。


YouTubeについても、LINEモバイルのソフトバンク回線は360p程度ならほぼ止まることなく視聴でき、アプリのインストール速度も速いです。


以前の体感速度比較はこちら。

LINEモバイルはiPhoneだけでなくソフトバンクのSIMロックがかかったAndroid端末でも利用でき、もちろんiPhone・Androidともに対応端末に関してはテザリングが利用できます。

また、料金に関してもほぼ全プランが最安値なので、現時点ではLINEモバイル ソフトバンク回線は穴のない格安SIMと言えます。


現在、LINEモバイルは音声通話SIMのコミュニケーションフリープランもしくはMUSIC+プランを契約すると最初の5ヶ月間の月額料金が半額になるキャンペーンを開催中です。

また、LINEモバイルの公式サイトでキャンペーンコードを入力するとLINEポイントが5,000ポイントもしくはLINE Pay残高が5,000円分プレゼントされるキャンペーンも適用されます。


キャンペーンコードは以下の通り。

LINEポイント:LN05
LINE Pay残高:PB05

ソフトバンク回線の格安SIMで音声通話SIMを希望なら、LINEモバイルを第一候補として検討してみるといいでしょう。

公式サイト
LINEモバイル
LINEモバイル ソフトバンク回線のレビュー・詳細
LINEモバイル ソフトバンク回線の詳細とドコモ回線との違いまとめ

キャンペーン詳細
LINEモバイルのキャンペーン詳細と最も得な併用パターン、注意点まとめ【2月】

mineo Sプラン

月額料金(データ)
500MB:790円
3GB:990円
6GB:1,670円
10GB:2,610円
20GB:4,070円
30GB:5,990円
月額料金 (音声通話)
500MB:1,750円
3GB:1,950円
6GB:2,630円
10GB:3,570円
20GB:5,030円
30GB:6,950円
初月の月額料金日割り通話料金20円/30秒
・10分かけ放題を契約するとmineoでんわアプリからの発信で10分までの通話が回数制限なくかけ放題

・10分を超えた通話もmineoでんわアプリからの発信で半額の10円/30秒
最低利用期間 (データ)なし最低利用期間 (音声通話)なし
解約金 (データ)なし解約金 (音声通話)なし
即日MNPMNP転出手数料12ヶ月以内:11,500円
12ヶ月以降:2,000円
パケットの翌月繰越高速・低速の速度切替あり
低速時のバースト転送あり3日速度制限なし
容量追加(チャージ)あり3G専用端末不可
家族割ありパケットシェアあり
スマホセットありスマホセット故障時補償あり
サポートオプションありセキュリティオプションあり
公衆無線LANなし通信速度速い

mineo Sプランは、LINEモバイル ソフトバンク回線と同様でb-mobile Sの回線ではなくmineoがソフトバンクと直接相互接続しています。

そのため、mineo ソフトバンク回線もb-mobile S系のSIMが対応していない高速通信容量の追加購入(チャージ)や翌月繰り越しが可能です。

mineoでは、月末に容量を使い切って足りなくなった際にmineoユーザーの余った高速通信容量が貯蓄されたタンクから1GBまで引き出して無料で追加できる「フリータンク」や、mineoユーザーに自分の余った高速通信容量をプレゼントできるパケットギフト、当月余って翌月に繰り越した高速通信容量を最大5回線でシェアできる「パケットシェア」といったmineo独自の機能がありますが、ソフトバンク回線を使ったSプランでもこれらの機能は全て使うことができます。

対象端末もiPhoneだけでなくAndroidも含まれるので、選べる端末は多いです。

また、mineoにはユーザー参加型のコミュニティサイト「マイネ王」があります。

マイネ王では毎日多くのユーザーが投稿していて、mineoの新サービスやSIMフリースマホなどについてだけでなく他社の格安SIMや他のユーザーの質問に対してもしっかり答えてくれるのでかなり便利です。

格安SIM初心者で不安や不明なことがある場合やSIMや端末の他のユーザーの使用感などを知りたい場合は、マイネ王はぜひ活用しましょう。

通信速度については、mineo Sプランはまだスタートしたばかりなので平日12時台も速いです。
格安SIM MVNO 格安スマホの通信速度比較。速いのは?-体感速度動画あり-【2018年9月3日実測】
ただ、mineoは通信の最適化を行っていて体感速度はそこまで速くないので、速度重視で1社のSIMを長く使いたい人にはおすすめしづらいのが正直なところです。

通信の最適化についてはこちらをご覧ください。
mineo(マイネオ)の「通信の最適化」実施状況と問題点まとめ

mineoの料金は最安の部類に入り、特に20GBや30GBはコストパフォーマンスが高いので、速度にそこまでこだわりがなくたくさん通信する人で料金重視ならmineoは検討する価値はあります。

逆に、速度重視で長期的に使う予定ならソフトバンクの子会社であるLINEモバイルをおすすめします。

公式サイト
mineo
mineo Sプランのレビュー・詳細
mineo(マイネオ)のソフトバンク回線「Sプラン」の詳細と速度レビュー

キャンペーン詳細
mineo(マイネオ)のキャンペーン併用パターンと詳細、注意点まとめ【2月】

nuroモバイル ソフトバンク回線

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月額料金(データ)
200MB:500円
2GB:980円
7GB:2,300円
13GB:2,980円
月額料金 (音声通話)
200MB:1,200円
2GB:1,680円
7GB:3,000円
13GB:3,680円
初月の月額料金無料通話料金20円/30秒
・10分かけ放題(月額800円)+nuroモバイルでんわアプリからの発信で10分までの通話が回数制限なくかけ放題

・10分を超えた通話もnuroモバイルでんわアプリからの発信で半額の10円/30秒
最低利用期間 (データ)なし最低利用期間 (音声通話)利用開始日の翌月を1ヶ月目として12ヶ月目の末日まで
解約金 (データ)9,800円解約金 (音声通話)利用期間に応じて異なる解約金がかかる
即日MNPMNP転出手数料3,000円
パケットの翌月繰越あり高速・低速の速度切替なし
低速時のバースト転送なし3日速度制限なし
容量追加(チャージ)あり3G専用端末不可
家族割なしパケットシェアなし
スマホセットありスマホセット故障時補償あり
サポートオプションなしセキュリティオプションなし
公衆無線LANなし通信速度普通~遅い

nuroモバイル ソフトバンク回線も、LINEモバイル ソフトバンク回線やmineo Sプランと同じくb-mobile Sの回線ではなくnuroモバイルがソフトバンクと直接相互接続しているのが特徴です。

そのため、nuroモバイル ソフトバンク回線はLINEモバイル ソフトバンク回線やmineo Sプランと同様にb-mobile S系のSIMが対応していない高速通信容量の追加購入(チャージ)や翌月繰り越しが可能です。

さらにnuroモバイル独自のサービスで、当月途中で高速通信容量を使い切ってしまった場合に翌月の高速通信容量から前借りする「データ前借り」もnuroモバイル ソフトバンク回線は対応しています。

nuroモバイル ソフトバンク回線は公式に対応していると記載されている端末の種類が多いのも特徴で、2017年8月以降に発売されたソフトバンクの端末ならAndroidでも利用可能です。

テザリングに関しても2018年4月25日から使えるようになったので、サービス内容で見ればb-mobile SやU-mobile Sに比べてかなり充実しています。

ただ、通信速度に関してはnuroモバイルはb-mobile SやU-mobile S、LINEモバイル ソフトバンク回線、mineo ソフトバンク回線に比べて体感速度が遅く、また料金もLINEモバイルのソフトバンク回線よりも高いので、あえて選ぶ理由が見つからないのが現状です。

上記のnuroモバイルのソフトバンク回線のみが対応しているサービス・機能が必須ならnuroモバイルのソフトバンク回線を、必須ではなく料金や通信速度重視ならLINEモバイルがおすすめです。

公式サイト
nuro mobile
nuroモバイル ソフトバンク回線のレビュー・詳細
nuroモバイルのソフトバンク回線の速度レビューと特徴、注意点まとめ

キャンペーン詳細
nuroモバイル(nuromobile)のキャンペーン情報と注意点まとめ【2月】

Hitスマホ

hitsumaho-logo
月額料金(データ)なし月額料金 (音声通話)Hit net TV!加入者
3GB:1,580円
5GB:1,980円
10GB:2,980円


Hit net TV!未加入者
3GB:1,980円
5GB:2,380円
10GB:3,380円
初月の月額料金満額請求通話料金20円/30秒
最低利用期間 (データ)-最低利用期間 (音声通話)1年間
解約金 (データ)-解約金 (音声通話)10,000円
※最低利用期間を過ぎても解約時に解約手数料2,000円がかかる
即日MNP不可MNP転出手数料3,000円
パケットの翌月繰越不可高速・低速の速度切替なし
低速時のバースト転送なし3日速度制限なし
容量追加(チャージ)100MB:200円3G専用端末?
家族割なしパケットシェアなし
スマホセット
arrows M03

SAMURAI MIYABI

Priori 3 LTE
スマホセット故障時補償なし
アフターサポートなしセキュリティオプションなし
公衆無線LANなし通信速度?

Hitスマホは、飛騨高山ケーブルネットワーク株式会社の格安SIMです。

データ通信SIMの提供はなく、音声通話SIMのみ選ぶことができます。

月額料金は飛騨高山ケーブルネットワークのHit net TV!加入者と未加入者で異なり、Hit net TV!に加入していると各プラン400円割引されます。
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他のソフトバンク系格安SIMの音声通話SIMと月額料金を比較してみると、Hitスマホは割安の料金設定です。

注意点としては、最低利用期間は1年間で解約金が10,000円と少し高めなのに加えて、解約金と別に解約手数料が2,000円かかる点があります。

解約手数料は最低利用期間が過ぎた後に解約しても請求されるので、Hitスマホを解約する場合は少なくとも2,000円は必ずかかる点には注意しましょう。

HitスマホはHit net TV!に加入することでメリットが最大になる格安SIMなので対象となる人は限られますが、Hit net TV!加入者で上記の注意点を許容できるなら検討してみてもいいかもしれませんね。

公式サイト
飛騨高山ケーブルネットワーク テレビ・インターネット・電話『Hit net TV!』|Hit スマホ(格安スマホ)


ANA Phone

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月額料金(データ)なし月額料金 (音声通話)スマ放題ライト
5GB:7,000円
20GB:8,000円
30GB:10,000円


スマ放題
2GB:6,500円
5GB:8,000円
20GB:9,000円
30GB:11,000円
初月の月額料金日割り通話料金20円/30秒
5分以内の通話はかけ放題
最低利用期間 (データ)-最低利用期間 (音声通話)2年間
※2ヶ月間の契約更新月に解約しないと自動更新され再度最低利用期間が設定される
解約金 (データ)-解約金 (音声通話)9,500円
即日MNP可能MNP転出手数料3,000円
パケットの翌月繰越可能
※2GBは繰越不可
高速・低速の速度切替なし
低速時のバースト転送なし3日速度制限なし
容量追加(チャージ)500MB:550円
1GB:1,000円
3G専用端末?
家族割なしパケットシェアなし
スマホセット
Xperia XZ
スマホセット故障時補償あり
アフターサポートありセキュリティオプションあり
公衆無線LANあり通信速度?

ANA Phoneは、マイルが貯まりやすくなるのが特徴の格安SIMです。

データ通信SIMは提供されておらず、音声通話SIMのみ選ぶことができます。

ANA Phoneのメリットは契約しているだけで毎月マイルが貯まる点で、月々最大600マイル貯まります。

また、ANAカードで支払いをするとマイルが二重で貯まったり、ANA便に搭乗すると1回あたり4,000マイル貯まるのもメリットです。

ANA PhoneはSIM単体での契約ができずスマホセット契約が必須で、選べる機種はXperia XZとAQUOS Xx3 miniの2機種となっています。
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ANA Phoneではソフトバンクと同じく月月割が適用されるので、Xperia XZ・AQUOS Xx3 miniともにが実質1万800円で購入できます。

ただし、ANA Phoneは月額料金がかなり割高なのがデメリットで、ワイモバイルが6GBで2,980円なのに対しANA Phoneは安くても7,000円かかります。

たしかにマイルは貯まりますが、月額料金が高すぎるためマイルだけでは割安とは言えずコストパフォーマンスは悪いです。

マイルを貯めたい人やXperia XZ、AQUOS Xx3 miniを実質的に安く入手したい人は検討してみてもいいかもしれませんが、安さを求める人にはANA Phoneはおすすめしません。

公式サイト
ANA Phone


ワイモバイル

ymobile-logo
月額料金(データ)なし月額料金 (音声通話)
2GB:1,980円
※1,980円は1年間限定で1年を超えると2,980円。
※2GBは2年間限定で2年を超えると1GB。

6GB:2,980円
※2,980円は1年間限定で1年を超えると3,980円。
※6GBは2年間限定で2年を超えると3GB。

14GB:4,980円
※4,980円は1年間限定で1年を超えると5,980円。
※14GBは2年間限定で2年を超えると7GB。
初月の月額料金日割り通話料金20円/30秒
・スマホプランS/M/Lは10分までの通話が回数制限なくかけ放題

・月額1,000円の「スーパー誰とでも定額」加入で24時間かけ放題
最低利用期間 (データ)-最低利用期間 (音声通話)2年間
※2ヶ月間の契約更新月に解約しないと自動更新され再度最低利用期間が設定される
解約金 (データ)-解約金 (音声通話)9,500円
※2ヶ月間の契約更新月に解約しないと自動更新され再度最低利用期間と解約金が設定される
即日MNP可能MNP転出手数料新規契約月から6ヶ月以内
6,000円

7ヶ月以降
3,000円
パケットの翌月繰越不可高速・低速の速度切替なし
低速時のバースト転送なし3日速度制限なし
容量追加(チャージ)500MB:500円3G専用端末?
家族割家族割
スマホ:500円/月 割引

ケータイ:全額無料
パケットシェアあり
※最大3枚のSIMを追加できる。追加SIMはデータ通信SIMのみで音声通話SIMは選べない
スマホセット
スマートフォン
・iPhone 6
・iPhone SE
・Android One S1
・Android One S2
・Android One S3
・Android One S4
・Android One X1
・Android One X2
・Android One X3
・Android One 507SH
・AQUOS CRYSTAL Y2
・AQUOS Xx-Y
・DIGNO E
・HUAWEI nova lite for Y!mobile
・LUMIERE
・Nexus 5X
・Nexus 6P

ケータイ
・AQUOSケータイ
・AQUOSケータイ2
・DIGNOケータイ
・DIGNOケータイ2
・SImply

PHS
・STORA

タブレット
・Lenovo TAB2
・Lenovo TAB3
・Lenovo TAB4
・MediaPad M1 8.0
・MediaPad M3 Lite s
・MediaPad T2 Pro
・Surface 3

モバイルWi-Fiルーター
・Pocket WiFi 303HW
・Pocket WiFi 305ZT
・Pocket WiFi 401HW
・Pocket WiFi 502HW
・Pocket WiFi 504HW
・Pocket WiFi 506HW
・Pocket WiFi 601ZT
・Pocket WiFi 603HW
・Pocket WiFi GL09P
・Pocket WiFi GL10P
スマホセット故障時補償あり
アフターサポートありセキュリティオプションあり
公衆無線LANあり通信速度速い

ワイモバイルは、2015年4月にソフトバンクモバイルに吸収合併され、ソフトバンクのいちブランドという位置づけで提供されているサービスです。

ワイモバイルでは、以前Yahoo!プレミアム会員なら月額500円で利用できる「Yahoo!プレミアム会員限定データ SIM プラン特典」が提供されていましたが、2017年6月30日に終了したため現時点ではデータ通信SIMのみを選ぶことはできません。

音声通話SIMで選べるプランは、3GB(2GB)と9GB(6GB)、21GB(14GB)の3プランあります。

最低利用期間と解約金について見てみると、音声通話SIMは最低利用期間が2年間で期間内に解約すると9,500円の解約金がかかります。

さらに、契約更新月の2ヶ月間が過ぎると再度最低利用期間が2年間設定され、解約金も復活する点には注意しましょう。

ワイモバイルの最大の特徴は月額料金の安さです。

音声通話SIMは他のソフトバンク系格安SIMに比べてかなり安いです。

また、ワイモバイルは追加料金なしで10分以内の通話が回数制限なくかけ放題で、月額1,000円のスーパーだれとでも定額を追加することで完全なかけ放題にできるのもメリットです。
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スマホの基本料金が500円割引でケータイの基本料金が0円になる家族割や、ソフトバンク光・ソフトバンクエアーとセットで利用することでワイモバイルの月額料金が毎月最大1,000円割引(最大10回線まで)されるおうち割 光セット(A)、ソフトバンク最大4枚のSIMで高速通信容量をシェアできるなど、ワイモバイルには他のソフトバンク系格安SIMにはないサービスも充実しています。

さらに、ワイモバイルは自社で通信設備を持っているので、通信速度が常に速く快適に通信できるのもメリットです。

ソフトバンクの端末を使うにはSIMロック解除が必要な点と音声通話SIMの最低利用期間・解約金には注意が必要ですが、これらを理解した上で許容できるのであればワイモバイルはおすすめです。

公式サイト
ワイモバイル
キャンペーン詳細
ワイモバイル(Y!mobile)キャンペーン詳細と併用パターン、注意点まとめ【9月】

【新規受付終了】U-mobile SUPER

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月額料金(データ)なし月額料金 (音声通話)
2GB:1,980円
※1,980円は1年間限定で1年を超えると2,980円。
※2GBは2年間限定で2年を超えると1GB。

6GB:2,980円
※2,980円は1年間限定で1年を超えると3,980円。
※6GBは2年間限定で2年を超えると3GB。

12GB:4,980円
※4,980円は1年間限定で1年を超えると5,980円。
※12GBは2年間限定で2年を超えると7GB。
初月の月額料金日割り通話料金20円/30秒
・SUPER TALK S/M/Lは10分までの通話が回数制限なくかけ放題
最低利用期間 (データ)-最低利用期間 (音声通話)2年間
解約金 (データ)-解約金 (音声通話)9,500円
※利用開始月を含めて3ヶ月以内に解約すると短期契約解除料金として3,000円が追加請求される
即日MNP不可MNP転出手数料3,000円
パケットの翌月繰越不可高速・低速の速度切替なし
低速時のバースト転送なし3日速度制限なし
容量追加(チャージ)なし3G専用端末?
家族割なしパケットシェアなし
スマホセットなしスマホセット故障時補償なし
アフターサポートなしセキュリティオプションなし
公衆無線LANなし通信速度速い

※U-mobile SUPERは新規受付を終了しました。

U-mobile SUPERは、初めの方でも触れた通りワイモバイルの回線を使った格安SIMです。

そのため、料金プランなどはワイモバイルと似ていますが、細かい部分では異なる点も多いのでここでまとめておきます。

まず、ワイモバイル・Uーmobileともに月額料金が1,000円割引されるキャンペーンと高速通信容量が増量されるキャンペーンが実施されています。

1,000円割引キャンペーンは両者同じですが、増量キャンペーンを比較するとワイモバイルは7GBが2倍の14GBに増量されているのに対し、Uーmobileは7GBから12GBへの増量にとどまっています。

また、U-mobile SUPERは現時点ですでにSUPER Talk Lの新規受付を終了しています。
u-mobile-super-talk-l-discontinued
その他では、ワイモバイルはひと月の高速通信容量を使い切った場合は500MBを500円で追加チャージできますが、U-mobile SUPERは追加チャージ自体ができません。

さらに、ワイモバイルでは用意されている即日MNP転入と家族割、パケットシェア、プラン変更もU-mobile SUPERでは利用できないため、U-mobile SUPERは一言で言うと劣化版ワイモバイルという状況です。

なお、Uーmobile Premiumなどドコモ回線を使ったUーmobileのSIMで使える無料Wi-Fiスポット「U-NEXT Wi-Fi」もU-mobile SUPERでは使えません。
u-next-wi-fi16
上記の通り、U-mobile SUPERはサービス内容が全体的にワイモバイルに劣っているので、U-mobile SUPERを検討中ならワイモバイルをおすすめします。

公式サイト
U-mobile
キャンペーン詳細
U-mobile(ユーモバイル)のキャンペーン詳細と注意点まとめ【2月】

【おすすめまとめ】データ通信SIMならLINEモバイル、音声通話SIMならワイモバイルかLINEモバイル、b-mobile Sの990 ジャストフィットSIMがおすすめ

ソフトバンク回線(ワイモバイル回線)の料金やサービスを比較してきましたが、SBパートナーズが絡んでいる格安SIMとスマモバ(S)プランは料金が高くて用途が限定されているためメリットが少なく選ぶ理由がない状況です。

そうなると、必然的に残るのはb-mobile SnuroモバイルLINEモバイルmineo SプランU-mobile Sワイモバイルです。

データ通信SIMについては、LINEモバイルの月額料金が他のソフトバンク系の格安SIMに比べて安く現時点では速度も出ているので、インターネット専用のサブ端末に挿して使うならLINEモバイルが、LINEモバイルでは選べない10GBを超える大容量プランでは20GBと30GBが選べて料金も安いmineoがおすすめです。

ソフトバンク系の格安SIMを音声付きで使いたいなら、現時点では他に比べて料金が安く通信速度が常に速いワイモバイルか、ワイモバイルよりも速度は劣るものの料金が安くソフトバンクのiPhoneやAndroid端末をSIMロック解除不要で使えるLINEモバイルを選んでおけば間違いないでしょう。


なお、前述の通りワイモバイルは家族でまとめて契約すると各回線の月額料金が500円割引される家族割引サービスか、ソフトバンクエアーもしくはソフトバンクエアーと同時利用で月額料金が最大1,000円割引されるおうち割 光セット(A)を適用することで、毎月の支払いをさらに安くすることができます。

特に、おうち割 光セット(A)は割引額が最大1,000円と大きく最大10回線までそれぞれの回線で割引が適用されるので、家族のワイモバイルユーザーが多いほど割引額も増えてコストパフォーマンスが高くなります。

おうち割 光セット(A)の詳細はこちら。
ワイモバイル+ソフトバンク光/エアーのおうち割 光セットの割引詳細と注意点まとめ

LINEモバイルのソフトバンク回線には家族割引はないので、家族でソフトバンク回線の格安SIMに乗り換えるならワイモバイルはおすすめです。


音声通話SIMで大容量の30GBプランが希望なら、mineoの一択ですね。

ひと月の通信量が1GBに満たない場合は、速度はLINEモバイルより遅いですが音声通話SIMながら月額990円で済むb-mobile Sの990 ジャストフィットSIMも検討する価値はあります。

長期的な利用を前提としているなら、ソフトバンクの子会社のLINEモバイルかソフトバンクと合併済みでソフトバンクのいちブランドとして提供されているワイモバイルという、ソフトバンクの息がかかっているSIMの2択でしょう。

なお、SIMロック解除ができるソフトバンクのiPhoneやiPadなら、月額料金が安くて選択肢が多いドコモ回線の格安SIMを使うのも手です。

iPhoneとiPadは、基本的にドコモとau、ソフトバンク全て同じモデルでかなり多くのバンド(周波数帯)に対応しているので、SIMロックを解除してドコモ系格安SIMを挿せばドコモで購入できる端末と変わらない広いエリアで使えます。

平日の12時台は通信速度が落ちるSIMが多いですが、中には現時点でもしっかり速度が出ているSIMもあります。

このページで比較したソフトバンク系の格安SIMで最適なものがなかった場合は、ドコモ系の格安SIMも含めて検討してみることをおすすめします。

主要なドコモ系の格安SIMはこちらのページで比較しているので、参考にしてみてください。
格安SIMカード MVNO docomo系比較・おすすめランキング【8月29日】
ソフトバンク回線(ワイモバイル回線)の格安SIM比較は以上です。

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-格安SIM(MVNO)の比較

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